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地の最果てには、陽の沈まぬ国があるという。ならば海の先には何がある?
『井堰を越ゆる』のき
『井堰を越ゆる』のき

き・・・、は一杯いるんですが。う~ん、ちょっとは真面目(?)な作家さんを。京極夏彦氏。まぁ、この氏がまともな作家かどうかはびみょ~ですが。うん。マニアック加減は変態の域に入るかと(オイ)でもGHファンの方は京極ファンが多いみたいだし。
菜花が京極氏を初めて読んだのは大学の時。確か、『嗤う伊右衛門』か『姑獲鳥の夏』のどっちかが最初です。きっかけは友人に薦められて。でもその友人は、「本当に読むとは思わなかった」と。薦められた菜花に言わせれば「なんだそりゃ」ですが、あの分厚い本を読む人間は滅多にいないそうです。(つまり菜花は珍種・・・?)でもその後に発刊されたものを見れば、あんな厚さは「序の口」でしたよ。何あれ、辞書より厚い。読み終わるまで、鞄に入れられないから手提げに入れて持ち歩いてましたよ。
菜花が好きなのは『絡新婦の理』です。最後のシーン、桜の鮮やかな色と京極堂の黒の対比が一番好きです。あとは『魍魎の匣』も。友人は文中に出て来る「みっしり」がことのほかお気に入りでした(笑)
京極夏彦は小説のストーリーも緻密というかマニアックな伏線を引いていますが、小説の1ページで文章を終わらしたり改行したりと、細かいこだわりがあり。初めて知ったときは驚きました。そして文庫化のときもその決まりごとを護っているというので、ここまで極められると突っ込みようがありません。行く所まで行ってくれ。
作家の中では一番のハンサム(←こういう宣伝があったんです、確か)だそうなのですが、「・・・ちょっと横にいきすぎでない?(ひでぇ)」と友人と意見が一致。
以前、ニュースステーションに出たことがあって、幽霊とか魑魅魍魎とかを取り上げていた回だったかな?京極氏が話すんですが、博識・饒舌な上に内容がマニアックでほとんど理解できませんでしたぁ~(菜花が馬鹿なせい?)
京極夏彦は学生の時は頑張って読みましたが、社会人になってしまうと、あの厚みの本を読み解く頑張りが今一つ足りず、最近は足が遠のいています。それでも一応熱心に読んでた時期には、京極堂シリーズ以外も読んでます。『どすこい』とか、読んだ時は作風に仰け反ったけど(笑)『巷説百物語』は運転免許の発行を待ちながら読んでいた思い出が。
それから『塗仏の宴』を読み終わったとき、・・・全部の作品、繋げんなよ、オイラは馬鹿だから、そんな全部覚えてられん・・・、と正直、ぐったりと疲れました(苦笑)そして、京極作品からは脱落の一途をたどる・・・。あ、榎木津がクローズアップされた本が最後だった気が。関口が、客観的に描写されていて、本当に猿のようで哀れで笑えました。
まぁ、読み応えはありますよ、絶対。活字中毒者にはお勧めです(笑)読んでみようと思った方は、根性いれて読み進めてください。入門編としては『嗤う伊右衛門』か『姑獲鳥の夏』、『巷説百物語』あたりでしょうか。ファイトー!

・・・こんなことを書いていますが、別に嫌いじゃないですよ?京極夏彦。時間と気力が充実していたら読むけど、今は無理なので読んでいないだけ。



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