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地の最果てには、陽の沈まぬ国があるという。ならば海の先には何がある?
『井堰を越ゆる』のを(お)
『井堰を越ゆる』のを(お)

ここはやはり、小野不由美氏をもってくるべきでしょうか。
菜花が小野氏を知ったのは十二国記が切っ掛けです。それも最初は全部、本屋での立ち読みで。友人に言ったら感心されましたが、『図南の翼』くらいまで出版されている本を、立ち読みで読破しました。もちろん、何度か、数日に分けてですが。なぜか買う気にはなれなくて、でも何となく気になって、時間があって気の向いたときに読んでました。・・・本屋にとっては迷惑な客ですね(笑)
今はちゃんと本をもっていますよ。
十二国記繋がりで、『魔性の子』を読んで、『過ぎる十七の春』、『東京異聞』、『屍鬼』、『黒祠の島』と順番は忘れましたが読んでいきました。『悪霊シリーズ』を読んだのはコミックの『ゴーストハント』を読んでからです。つまりコミック化されなかったらこのサイトもなかったという。悪霊の小説は少々二の足を踏んでいたのですよ。イラストがおもいっっきり好みじゃなかったし(挿絵家自身の仕事に対しての意識も嫌いだったし)ちょっと読んだら文体が・・・(涙)だったので(苦笑)十二国記を先に知っていると、悪霊シリーズの文体は結構、勇気が要るのですよ~
『屍鬼』、『黒祠の島』は読みながら、正直、疲れましたね。小野氏の文章構成は『起』『承』をしっかりされる方であることはお解かりだと思いますが、それが一番出てきたのはこの2作品なのじゃないかな、と思います。そして『転』を迎えてから『結』へいく勢いのよさは坂道を転げ落ちるようでした。前半部分が長くて、山登りで例えれば急で険しい山道をその先に待つ絶景を求めて、頑張る感じでしょうか。小野氏の作品だから、最後まで読めば楽しいはず、というものがなければ読みきれなかった気がします。この2作品をお好きな方には申し訳ありませんが・・・。菜花にはちょっと辛かったかな(苦笑)
『東京異聞』は不思議な雰囲気のある作品でしたね。そして最後に小説の題名にも引っ掛けがあるのだと気付いて、あぁ、そういうことか、と驚いた覚えがあります。
『過ぎる十七の春』、『緑の我が家』は文体的に同じ感じでしょうか。どちらもHWですし、読者対象年齢なのか、出版社の意向なのか、小野氏の文章は作品の出版社でがらりと変わりますね。
でも、最近出たyomyomの新作の文体が小野氏の好きな書き方なのかなぁ、と感じました。漢字多用で正直、慣れない&お馬鹿さんな菜花のような読者には不親切ですが(苦笑)『屍鬼』でも思いましたが、せめて最初の漢字にはルビをふってください・・・。
このサイトに来られる方は、悪霊シリーズがお好きな人ばかりでしょうから、それに関しては何も書かないことにいたします。新作に関しては色々憶測が飛んでいて、外国のインタビュー誌に少女向けのホラー小説を書きなおしているという情報もありますが、真偽ははっきりしません。残念なことに。
ただ、この先GHシリーズの新作が出た時に、それまでこのサイトが残っていたらサイトは閉じようかなぁと思っています。本物の新作が読めるのに、偽物を続ける必要はないですからね。

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