『安く諸』のく
知名度というか、ここをご覧になっている方にとっては、くらもちふさこやCLANPのほうが馴染みがあるかもしれませんが、今回は栗本薫氏を。
去年、お亡くなりになられました。まだ57歳と、これからも活躍を期待できた方でしたのでとても残念です。
菜花がこの方の作品を知ったのは『グイン・サーガ』です。絶筆となってしまい、完結することはありませんが、完結せずともすでに100冊を越える大長編です。恥ずかしながら、菜花がきちんと読んだのは30~40巻くらいまでですが。あとは書店で見かける新刊本をぱらみするだけ。
ファンタジーなんですが、スケールが壮大なうえに、なんとういうか独特の古風(?)な口調なのが少々馴染めず、読み続けられなかった理由のひとつです。中学生にあの文章は少々荷が勝ちるかと。ぶっちゃけ、壮大すぎて菜花の脳みそが足りなかったんじゃないかというのは、言わぬが花なのです・・・(黙)
他には『魔界水滸伝』を読みました。あまり確かな記憶ではないんですが、もしかしたらこの作品で初めてびーえる的な関係のカップルを読んだような気がします。もっともクトゥルー伝説や日本神話などを絡めたストーリー展開に、やっぱり脳みそ飽和状態で、あまり男同士のうにゃうにゃは気にならず、ほぼスルーしてました(笑)
こちらも完結されずに終わってしまったはず。
作者ご本人が亡くなってしまうというのは、本当に残念なことです。未来の可能性がゼロになってしまった、ということですから。死とは、無情なものです。
ご本人の執筆状況とか、出版事情で続編が出なくなってしまう小説やコミックは沢山ありますが、それでも作者が生きていれば続きが出る可能性はゼロではないのですから。
栗本薫氏のご冥福をお祈りします。