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地の最果てには、陽の沈まぬ国があるという。ならば海の先には何がある?
『安く諸』のす
『安く諸』のす

す、といえばとっさに思い浮かぶのは須賀しのぶ氏です。
ちなみにデビュー作から知ってます。ちょうどコバルト雑誌を買っていた頃にデビューされたんですよね。そしてデビュー当初から、ちょっとコバルトの嗜好からは外れた作品でした(苦笑)最近は段々と別の書籍でも出ているみたいで、さらに趣味に突っ走った作品を書かれているみたいです。
作品をご存知の方は分かると思いますが、ファンタジーだろうと現代物だろうと、とりあえずいろんな意味でバトルってます、須賀氏の作品。
コバルトで眼にする機会が少なくなるのは寂しくもありますが、この方が好んで書く作品の系統からすると、コバルトの枠では許容量オーバーで折角の持ち味が失われるくらいなら、とも考えます。
ただ、思いっきり趣味全開のお話は、菜花にはコア過ぎて少々ついていけそうにないのが残念なところ。読んだことはないのですが、あらすじを見る限りそんな感じで。でも不人気でせっかくのお話が途中で打ち切りになっちゃうのは残念ですしね~その辺のバランスが難しいですね。書きたいものを書けばいいっていうものではないから、商業誌は。
絶対、ウキウキどきどきな恋愛物は無理だろうし。恋愛物が書けないとは言いません。でも、恐らくこの人が書くなら戦時中の軍部がらみや、策謀いっぱいの政争に翻弄されるカップルとか書かせたら、ものすごく焦れに焦らしてくれて、これぞ須賀しのぶの真骨頂!な感じで(あくまで菜花の感想です)
『流血女神伝』とか、ファンタジーですがそうだと思うんですよね。でも恋愛・・・、恋愛かぁ~最後カリエとエドがくっついたけど、一般のコバルト読者が望むような感じの恋愛はしてない気がする・・・。
直近でいうと、『アンゲルゼ』も本来は5冊のところを4冊に縮めたというし。菜花は好きでしたが、・・・ちょっと軍隊とかグロ描写が多かったか?でも、エピソードを削られてもきっちりと最後を違和感なく纏め上げたのはやっぱりすごいなぁと。それに、4冊で終わってしまったおかげ(?)で、こぼれ話的な番外編の同人誌を出してくれたというのもありますし。それも2冊も。思わずニヤニヤして読んじゃった。
大分昔の作品になっちゃうんですけど、『キル・ゾーン』シリーズがこの人に嵌った作品です。思いっきり、軍隊だし戦争して血しぶきあるし、ゲリラ戦やら捕虜やら人死に一杯で、人によっては好悪が分かれるかもしれませんが。もうすでにこの人の方向性が垣間見える作品(笑)
このシリーズから派生したもので『ブルー・ブラッド』シリーズという作品があるのですが、コバルト本でここまで素晴らしいばかりの裏切り行為を読む事になるとは思いませんでした(褒めてます!)「裏切りとかって良いよね、フフフ」とか言っていた友人に、「絶対気に入る、読めー!」と『キル~』シリーズをすっ飛ばして押し付けましたところ、見事に嵌りましたよ、ヤツは(笑)

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