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地の最果てには、陽の沈まぬ国があるという。ならば海の先には何がある?
『安く諸』のも
『安く諸』のも

過去の履歴を見ると、なんと今年初(!)の雨触れ歌になります。楽しみになさっていた方がいたかどうかはわかりませんが、途中停止してすみません。裏のBlogはただでさえ更新がないのだから、これくらいは頑張らないと。

さて気を取り直して、もですね。菜花が読んだことのある人では、森博嗣、森岡浩之、森生まさみ、森永あいでしょうか。もうちょっと古い人だとモンゴメリですね。同じく森鴎外とか思いつくけど、はははっ読んだことねーぜ、日本文学(威張るな)
えーと、ここではちょっと大穴を狙って、モンゴメリにしましょうか。正確にはL・M・モンゴメリ(ルーシー・モード・モンゴメリ)、ってフルネームは菜花も初めてしりました(苦笑)エミリーかと思ってたら、それは違う作品の主人公だった。
読んだことありますか、というか作者名を聞いて作品を思いつく人ってどの位いるんでしょう。作品は世界的に有名な作品。『赤毛のアン』です。
本を読んだことがなくても、アニメとかでちょっとは見た、聞いたことはあるかと思います。なつかしのアニメとかで、流れることも多いですしね。世界名作劇場でしたか。
この『赤毛のアン』シリーズ、いわゆる『アン・ブックス』ですが、トータルでは結構な数がありまして、最後の巻はアンの子供世代のお話です。『アンの娘リラ』と言いまして、菜花が一番好きな作品だったりします。
時代背景を写してか、子供たちが戦争へ出兵するお話しもあり、戦死した子供、逆に無事に生き延びて戻ってきた子供と、シリアスなエピソードも多いです。最初のアンが男の子と間違えてマリアとマシューの家に引き取られ、空想好きな女の子として成長していくお話しからすると、そのギャップは結構なものかと。
もっとも、シリーズを全作読んでいくと、アンの人生も山あり谷ありで、幼馴染(?)になるのでしょうかギルバートと、アンの赤毛をにんじんとからかった少年です、と結婚するのも紆余曲折がありましたし、最初の子を死産してしまったというのも、完全なる幸せとは言えないでしょう。でも、その傷があるからこそ、現実味があるともいえるのではないでしょうか。
すべて順風満帆、ハッピーハッピーなお話しって、勢いよく読んでいるときはいいけど、ふと我に返ると、こんな人生あるわけないじゃなん、となってしまうと思うのです。人間って程度の違いはあれ、挫折を経過して生きているはずだから。
現実逃避のために幸せなお話しが読みたいって人以外は、まったく瑕疵のないお話しはつまらないと感じるんじゃないかと。それは捻くれた人間の考え方だといわれたら、反論できないのですけどね。ええ、菜花は捻くれた人間ですとも!
あとはなんとなくですが、モンゴメリがアン・ブックスを書いているときの精神状況も作風に影響してるんじゃないかなぁ~とも考えてます。
赤毛のアンが人気過ぎて、どこにいってもアンは、アンは、といわれたらしいのですよね。アン以外のお話も書いてるのに、と。それが作者としてはちょっと負担だったらしいということを、小耳に挟んだことがあります。続編を望まれたから、作品を書き続けた面もあったようです。
さらにご本人もご主人が鬱病であったり、最終的には自分も鬱病を患ったりと、ただただ幸せなお話を書き続けるには辛い部分もあったのではないかと。

このお話しは、意外と大人になったらシリーズで通して読んでみたら良いじゃないかと思います。多分、中高生では『赤毛のアン』、『アンの青春』か、せいぜい『アンの愛情』あたりで止まってしまう気がします。大人であれば、逆に愛情以降の作品がお勧めだと思います。
まぁ、あくまで菜花の感想ですので、絶対ではありませんけど・・・。もし、何か名作物を読んでみようかと思った時にでも手に取っていただければ、と思います。
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