『群苗』のら
『群苗』のら
ら、といえば羅川真理茂でしょう。
主に白泉社系で描かれている方。最近は講談社も。
最初にこの方の作品を見たのは『赤ちゃんと僕』ですね。花ゆめにしてはちょっと珍しいなと思ったのですが(恋愛物じゃなかったので)、母親を亡くした小学生と、赤ちゃんの成長物語。ホームコメディとのことですが、意外とシリアスな部分もあったり。羅川氏の代表作となっていますね。
正直、菜花はそこまではまらなかったので、雑誌を読んでただけなのですが、個人的にはご両親の馴れ初め話が好きでした。
菜花のお勧めは『ましろのおと』、『いつでもお天気気分』、『東京少年物語』。それからゲイが主人公でも大丈夫、という方は『ニューヨーク・ニューヨーク』です。
『ましろのおと』は三味線奏者を主人公(高校生)にしたお話。一見、地味になりそうなお話ですが、そこはさすがの羅川氏。とてもじっくりと読ませるお話です。音楽を絵で表現するというのはとても難しいと思いますが、すごく鮮やかに情景を思い浮かべさせる表現力はさすがです。
音楽という無形のものとは違う、絵で表現する強みというものでしょうか。
こちらの作品は、今連載中でコミック8巻まででています。
『いつでもお天気気分』は高校生の恋愛話が中心です。基本、コメディですがちょっとシリアスはいったり。それでもそんなに重たいものではないのです。登場人物がそれぞれ個性的で、読んでて楽しくなる作品です。
『東京少年物語』は、単に菜花の好みの作品です(苦笑)おそらく読むと地味に感じるかも。親の離婚で東京から母親の田舎に引っ越してきた少年の成長物語です。主人公が田舎で友達になった少年と入院中の母親とのやり取りが印象に残っています。『われは海の子』の歌を歌うシーン。すごく優しくて、悲しくてじんわりしました。
『ニューヨーク・ニューヨーク』は超シリアスです。分類でいえばBLとかMLに入るのでしょうが、あんまりLoveって要素は(根底にはありますが)ないかな。ゲイであることを隠した主人公の生きざまなんですが、とても現実味のあるお話なので痛い部分も多いです。ただ、悩んで苦しんで出した答えであるからこそ、何も知らない他人の偏見に左右されない幸せを掴めるのだろうな、と思いました。
よくBL作品で『同性同士の恋愛に偏見はない』というセリフがあるのですが、まぁそこで否定したら物語が成立しないという部分もあるのですが(苦笑)、現実を考えたらそう簡単に言えることじゃないよね、と。自分に降りかからなければ別にいいよ、というある意味無責任なセリフでもあると思いました。
なんというか、人生とか生き方ということを考えさせる作品です。
ら、といえば羅川真理茂でしょう。
主に白泉社系で描かれている方。最近は講談社も。
最初にこの方の作品を見たのは『赤ちゃんと僕』ですね。花ゆめにしてはちょっと珍しいなと思ったのですが(恋愛物じゃなかったので)、母親を亡くした小学生と、赤ちゃんの成長物語。ホームコメディとのことですが、意外とシリアスな部分もあったり。羅川氏の代表作となっていますね。
正直、菜花はそこまではまらなかったので、雑誌を読んでただけなのですが、個人的にはご両親の馴れ初め話が好きでした。
菜花のお勧めは『ましろのおと』、『いつでもお天気気分』、『東京少年物語』。それからゲイが主人公でも大丈夫、という方は『ニューヨーク・ニューヨーク』です。
『ましろのおと』は三味線奏者を主人公(高校生)にしたお話。一見、地味になりそうなお話ですが、そこはさすがの羅川氏。とてもじっくりと読ませるお話です。音楽を絵で表現するというのはとても難しいと思いますが、すごく鮮やかに情景を思い浮かべさせる表現力はさすがです。
音楽という無形のものとは違う、絵で表現する強みというものでしょうか。
こちらの作品は、今連載中でコミック8巻まででています。
『いつでもお天気気分』は高校生の恋愛話が中心です。基本、コメディですがちょっとシリアスはいったり。それでもそんなに重たいものではないのです。登場人物がそれぞれ個性的で、読んでて楽しくなる作品です。
『東京少年物語』は、単に菜花の好みの作品です(苦笑)おそらく読むと地味に感じるかも。親の離婚で東京から母親の田舎に引っ越してきた少年の成長物語です。主人公が田舎で友達になった少年と入院中の母親とのやり取りが印象に残っています。『われは海の子』の歌を歌うシーン。すごく優しくて、悲しくてじんわりしました。
『ニューヨーク・ニューヨーク』は超シリアスです。分類でいえばBLとかMLに入るのでしょうが、あんまりLoveって要素は(根底にはありますが)ないかな。ゲイであることを隠した主人公の生きざまなんですが、とても現実味のあるお話なので痛い部分も多いです。ただ、悩んで苦しんで出した答えであるからこそ、何も知らない他人の偏見に左右されない幸せを掴めるのだろうな、と思いました。
よくBL作品で『同性同士の恋愛に偏見はない』というセリフがあるのですが、まぁそこで否定したら物語が成立しないという部分もあるのですが(苦笑)、現実を考えたらそう簡単に言えることじゃないよね、と。自分に降りかからなければ別にいいよ、というある意味無責任なセリフでもあると思いました。
なんというか、人生とか生き方ということを考えさせる作品です。
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