2010/04/04 (日)
『安く諸』のや
『安く諸』のや
久々の雨降れ歌となりますね。
やということで、やまざき貴子氏をご紹介しようと思います。この方、白泉社系で見かける漫画家さんです。なぜ白泉社系というかといえば、以前はLALAで連載されてたんですが、数年前に編集長(?)と喧嘩されて、掲載漫画の台詞を空白にされたとか、色々すったもんだがあったようで(苦笑)LALAからMERODYに掲載誌が移っています。今は小学館の方でも連載を持っています。
この方の作品を知ったのは、中学3年のときです。今も連載されている『っポイ!』です。考えてみれば、随分長い連載ですねぇ~知った頃は平や万里と同い年だったのに、今や・ゲフゲフッ・・・。
今の連載はもう追ってないのですが、好きだったなぁ~平や万里みたいな同級生がいたら楽しいだろうな、と。明るく元気な中学生の物語かと思えば、社会の暗い部分を扱ったりして、考えさせられたりする作品です。菜花は、平や万里の両親の馴れ初めが好きでした。
他の作品もすごく好きな作品ばかりです。
『マリー・ブランシュに伝えて』ではマリーの最後に切なくなり、『晴れて、カラカラ』『きょうはアラシ』では笑い、『可視光線』では熱い青春にこそばゆさを感じ、『アカデメイアの冒険者』『GONDWANA』ではほろりとしたり。『ZERO』では設定の壮大さに挫折しながら、何度も挑戦し直したり。『REGAの13』では、ぅお何だこの描き込みの細かさは!と感心したり。
漫画家さんって経歴が長くなると、シンプルな絵柄になる人と、ひたすら細かく書き込む人と別れますけど、この方は典型的な後者のタイプですね。
そういえば経歴の長さのわりに、作品数は少なめですね。でも、1作1作が本当に良いものです。もちろん人それぞれの好みもあると思いますが、どれもお勧めできる作品ばかりです。
久々の雨降れ歌となりますね。
やということで、やまざき貴子氏をご紹介しようと思います。この方、白泉社系で見かける漫画家さんです。なぜ白泉社系というかといえば、以前はLALAで連載されてたんですが、数年前に編集長(?)と喧嘩されて、掲載漫画の台詞を空白にされたとか、色々すったもんだがあったようで(苦笑)LALAからMERODYに掲載誌が移っています。今は小学館の方でも連載を持っています。
この方の作品を知ったのは、中学3年のときです。今も連載されている『っポイ!』です。考えてみれば、随分長い連載ですねぇ~知った頃は平や万里と同い年だったのに、今や・ゲフゲフッ・・・。
今の連載はもう追ってないのですが、好きだったなぁ~平や万里みたいな同級生がいたら楽しいだろうな、と。明るく元気な中学生の物語かと思えば、社会の暗い部分を扱ったりして、考えさせられたりする作品です。菜花は、平や万里の両親の馴れ初めが好きでした。
他の作品もすごく好きな作品ばかりです。
『マリー・ブランシュに伝えて』ではマリーの最後に切なくなり、『晴れて、カラカラ』『きょうはアラシ』では笑い、『可視光線』では熱い青春にこそばゆさを感じ、『アカデメイアの冒険者』『GONDWANA』ではほろりとしたり。『ZERO』では設定の壮大さに挫折しながら、何度も挑戦し直したり。『REGAの13』では、ぅお何だこの描き込みの細かさは!と感心したり。
漫画家さんって経歴が長くなると、シンプルな絵柄になる人と、ひたすら細かく書き込む人と別れますけど、この方は典型的な後者のタイプですね。
そういえば経歴の長さのわりに、作品数は少なめですね。でも、1作1作が本当に良いものです。もちろん人それぞれの好みもあると思いますが、どれもお勧めできる作品ばかりです。
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2009/11/21 (土)
『水分けて』のて
『水分けて』のて
ここで書くのもおこがましい気がしますが、手塚治虫氏を。
巨匠ですね。PCに『おさむ』といれてちゃんとデフォルトで『治虫』の漢字登録があるのが、有名の度合いを表している気がします。
説明の必要はないんじゃないかと思いますが、ただ作品数が多いだけに、どれから手をつけたらいいかわからないという人もいるんじゃないでしょうか。
菜花が一番最初にこの方の作品に触れたのは、コミックではなくアニメだったんじゃないかな、と思います。鉄腕アトムとか、その辺。
コミックですと、『リボンの騎士』です。女の子だと、王道な入り方かな?
ただその『リボンの騎士』、小学校の図書室にハードカバーのコミックがあったんですが、もーぼろぼろで(苦笑)全ページそろってなかったんですよ。それでも必ず本棚にあるわけじゃなく、大抵誰かが読んでるんです。で、運よくそれを読んでいると、次に貸してねって子がいる。今考えると、すごいなぁって思います。全部そろってなくても、それでもいいから読みたいって思う、思わせる魅力がある作品です。
きちんと全編読んだのは、大分後です。大学生になってから?もしかしたら、社会人になってたかも。それでも十分面白かったです。
他に読んだのは、『ブラック・ジャック』、『火の鳥』、『アドルフに告ぐ』です。これは高校の図書館に文庫があったんですね。で、その流れで。
『アドルフに告ぐ』は、ちょっと難しかったですね。
というか、菜花にこの作品を読む覚悟がなかった。単に暇つぶしの為に手に取ったので、もうちょっと意識をして読めば面白かったのかも、と思います。内容としては、ナチスドイツが幅を利かせていた、理不尽な時代に生きる人の否応なく翻弄されていく人生。この作品を読もうと思われた方は、きちんと作品に向き合って読んだ方が、色々感じることが出来るでしょう。
『ブラック・ジャック』はピノコの「あっちょんぶりけ」が好きなんですよね~可愛い。
男の人の方が受けがいい作品かな?とは思いますが、面白いですよ。医師の資格を持っていただけに、専門的な知識が豊富です。土台がきちんとした上で、いろんな人間の人生が絡んできて、読み応えがあります。
『火の鳥』は読もうと思ったときが読み時です。
小説や、漫画は、今読むからこそ面白い、というものがあります。高校生だったから純粋に読めたけど、社会人になって改めて読み直したら、アレ?ってこと、経験ありませんか?
ですが『火の鳥』はいつ読んでもいいと感じました。小学生でも、高校生でも、社会人でも。そのときの自分なりの視点で、その時の感性で、楽しめる作品だと思います。
だからまだ読んだ事のない方は、読みたい、読んでみようと思ったときに、読んでみてください。
ここで書くのもおこがましい気がしますが、手塚治虫氏を。
巨匠ですね。PCに『おさむ』といれてちゃんとデフォルトで『治虫』の漢字登録があるのが、有名の度合いを表している気がします。
説明の必要はないんじゃないかと思いますが、ただ作品数が多いだけに、どれから手をつけたらいいかわからないという人もいるんじゃないでしょうか。
菜花が一番最初にこの方の作品に触れたのは、コミックではなくアニメだったんじゃないかな、と思います。鉄腕アトムとか、その辺。
コミックですと、『リボンの騎士』です。女の子だと、王道な入り方かな?
ただその『リボンの騎士』、小学校の図書室にハードカバーのコミックがあったんですが、もーぼろぼろで(苦笑)全ページそろってなかったんですよ。それでも必ず本棚にあるわけじゃなく、大抵誰かが読んでるんです。で、運よくそれを読んでいると、次に貸してねって子がいる。今考えると、すごいなぁって思います。全部そろってなくても、それでもいいから読みたいって思う、思わせる魅力がある作品です。
きちんと全編読んだのは、大分後です。大学生になってから?もしかしたら、社会人になってたかも。それでも十分面白かったです。
他に読んだのは、『ブラック・ジャック』、『火の鳥』、『アドルフに告ぐ』です。これは高校の図書館に文庫があったんですね。で、その流れで。
『アドルフに告ぐ』は、ちょっと難しかったですね。
というか、菜花にこの作品を読む覚悟がなかった。単に暇つぶしの為に手に取ったので、もうちょっと意識をして読めば面白かったのかも、と思います。内容としては、ナチスドイツが幅を利かせていた、理不尽な時代に生きる人の否応なく翻弄されていく人生。この作品を読もうと思われた方は、きちんと作品に向き合って読んだ方が、色々感じることが出来るでしょう。
『ブラック・ジャック』はピノコの「あっちょんぶりけ」が好きなんですよね~可愛い。
男の人の方が受けがいい作品かな?とは思いますが、面白いですよ。医師の資格を持っていただけに、専門的な知識が豊富です。土台がきちんとした上で、いろんな人間の人生が絡んできて、読み応えがあります。
『火の鳥』は読もうと思ったときが読み時です。
小説や、漫画は、今読むからこそ面白い、というものがあります。高校生だったから純粋に読めたけど、社会人になって改めて読み直したら、アレ?ってこと、経験ありませんか?
ですが『火の鳥』はいつ読んでもいいと感じました。小学生でも、高校生でも、社会人でも。そのときの自分なりの視点で、その時の感性で、楽しめる作品だと思います。
だからまだ読んだ事のない方は、読みたい、読んでみようと思ったときに、読んでみてください。
2009/10/27 (火)
『水分けて』のけ
『水分けて』のけ
けから始まる名前の方を思いつかないので、斎藤けんのけということで。
多分、ご存知の方も多いと思いますが、白泉社系の漫画家さんです。新人ではないけれど、不動の人気を築いているかといえば、あともう一歩足りないかな?的な人です。この所感はあくまで菜花の印象ですので、不快に思われた方はご容赦くださいね。
菜花が好きなのは『花の名前』、『with!』です。他にもコミックが出ていましたが、そちらはちょっと今一かな~?あくまで個人の好みなので、お好きな方もいるでしょうが。短編集は初期のものということもあり、少々つたない感じがあり、もう1冊は真面目に読んでないんですが(すみません)ちょっと描かれている設定やら感情が上手く馴染めなくて、しらっとしてしまいました。
なんとなく感じたんですが、共通してちょっと不幸な女の子が出てきますね。幸せいっぱい!な感じの子よりも、どっか陰を持った子を描くと上手いと思います。その不幸な部分と、ストーリーが上手く合わさると良いと思います。『花の名前』なんかは、もろにそれですね。下手すると主人公が不思議ちゃん?になっちゃいそうなところもありましたが、闇の部分も出て、それが良い感じに作用して、引き込まれました。
『wiht!』は死にネタが出てきて、どう落とすのかな?と考えていたんですが。ちょうど良い感じに終わらしたような気がします。あんまり引きずり過ぎても、お話が間延びした感じになってしまうし、かといって無理に終わらせようとすると中途半端で後味が悪くなりそうですしね(なにせ人死に出てるし)
・・・褒めてるのか、貶しているのかわからない内容になってしまった。うふふふ~笑ってごまかせ。
でもお勧めです。これからの作品に乞うご期待。出来れば、影を持ったような子が主人公だとさらに期待大。
けから始まる名前の方を思いつかないので、斎藤けんのけということで。
多分、ご存知の方も多いと思いますが、白泉社系の漫画家さんです。新人ではないけれど、不動の人気を築いているかといえば、あともう一歩足りないかな?的な人です。この所感はあくまで菜花の印象ですので、不快に思われた方はご容赦くださいね。
菜花が好きなのは『花の名前』、『with!』です。他にもコミックが出ていましたが、そちらはちょっと今一かな~?あくまで個人の好みなので、お好きな方もいるでしょうが。短編集は初期のものということもあり、少々つたない感じがあり、もう1冊は真面目に読んでないんですが(すみません)ちょっと描かれている設定やら感情が上手く馴染めなくて、しらっとしてしまいました。
なんとなく感じたんですが、共通してちょっと不幸な女の子が出てきますね。幸せいっぱい!な感じの子よりも、どっか陰を持った子を描くと上手いと思います。その不幸な部分と、ストーリーが上手く合わさると良いと思います。『花の名前』なんかは、もろにそれですね。下手すると主人公が不思議ちゃん?になっちゃいそうなところもありましたが、闇の部分も出て、それが良い感じに作用して、引き込まれました。
『wiht!』は死にネタが出てきて、どう落とすのかな?と考えていたんですが。ちょうど良い感じに終わらしたような気がします。あんまり引きずり過ぎても、お話が間延びした感じになってしまうし、かといって無理に終わらせようとすると中途半端で後味が悪くなりそうですしね(なにせ人死に出てるし)
・・・褒めてるのか、貶しているのかわからない内容になってしまった。うふふふ~笑ってごまかせ。
でもお勧めです。これからの作品に乞うご期待。出来れば、影を持ったような子が主人公だとさらに期待大。
2009/09/16 (水)
『水分けて』のわ
『水分けて』のわ
わというと、わかつきめぐみさんでよろしいでしょうか。
この方、漫画家歴は長いと思うのですけど、あまり派手な作品はないので、知名度がどの程度高いのかわからないのですが。多分、菜花と同年代か、それより上の年代の方ならご存知の方が多いかもしれません。一応、白泉社系の作品が多いようです。
菜花が読むきっかけになったのは、『So What?』です。大学のときに、文庫になっていたのを買ったので、雑誌に連載中のことは知りません。作品としてはSFなんですけど、異世界ものでもあって、でも現代ものでもあって、下手な漫画家さんでは分けのわからない内容になりそうな設定を、ごくあっさりと日常のお話にしたものです。
このふんわりとした、でもただの夢物語ではない雰囲気に魅せられて、何度も読み返しました。
この作品をきっかけに、そのほかの作品を読み漁りました。その時は文庫になっているのが前述の1作品だけだったので、古い作品は全て古本屋で買い集めました。菜の花屋の名前の由来になった『菜の花や 月は東に 日は西に』の句を知ったのもこの方の作品からです。
菜花の好きな作品をざっと上げると、『きんぎんすなご』、『夏目家の妙な人々』、『鶉山の主様』、『言の葉遊学』です。
『言の葉遊学』はストーリーのある漫画ではないのですが、作者が辞典で調べた言葉を紹介していくもので、言葉って面白いんだなぁと感じます。
わというと、わかつきめぐみさんでよろしいでしょうか。
この方、漫画家歴は長いと思うのですけど、あまり派手な作品はないので、知名度がどの程度高いのかわからないのですが。多分、菜花と同年代か、それより上の年代の方ならご存知の方が多いかもしれません。一応、白泉社系の作品が多いようです。
菜花が読むきっかけになったのは、『So What?』です。大学のときに、文庫になっていたのを買ったので、雑誌に連載中のことは知りません。作品としてはSFなんですけど、異世界ものでもあって、でも現代ものでもあって、下手な漫画家さんでは分けのわからない内容になりそうな設定を、ごくあっさりと日常のお話にしたものです。
このふんわりとした、でもただの夢物語ではない雰囲気に魅せられて、何度も読み返しました。
この作品をきっかけに、そのほかの作品を読み漁りました。その時は文庫になっているのが前述の1作品だけだったので、古い作品は全て古本屋で買い集めました。菜の花屋の名前の由来になった『菜の花や 月は東に 日は西に』の句を知ったのもこの方の作品からです。
菜花の好きな作品をざっと上げると、『きんぎんすなご』、『夏目家の妙な人々』、『鶉山の主様』、『言の葉遊学』です。
『言の葉遊学』はストーリーのある漫画ではないのですが、作者が辞典で調べた言葉を紹介していくもので、言葉って面白いんだなぁと感じます。
2009/08/16 (日)
『水分けて』のつ
『水分けて』のつ
つと言えば、津田雅美でしょう。
『彼氏彼女の事情』が代表作であり、一番の人気作でしょうか。アニメにもなって、花ゆめの作品ですが、男の子も知っていたりしますよね。アニメの監督がエヴァを手がけた人だと言うこともあるかもしれませんが。菜花は生憎、アニメは見ていないのでそちらの感想はいたしません。
21巻も続いたお話で、途中で絵柄が変わったりとありましたが、嫌いな変化ではなかったので良かったです。ただ変化後かな?雪野と総一郎がそーいう関係に(健康な高校生ですものねー(笑)なったとき、絵柄の雰囲気的に、ちょっと首を傾げたかな。内容と絵柄の雰囲気に齟齬を感じたのです。ま、菜花の印象だけですので、他の方はどう感じられたのか知りませんが。
登場人物も個性のある人たちばかりで、もちろん主人公の個性が飛びぬけているのですけど、それに負けることないくらい。また、個々の人物の人生にもところどころで触れていて、お話が停滞することなく楽しめました。個性もそうですが、色々な形の考え方、恋愛模様が描かれていましたね。
菜花が総一郎の実父が出てくるあたりが好きです。物語の山場で暗く辛いシーンも多いのですが、好きなエピソードが沢山あって、良いです。怜司のコンサートで一馬が歌いだしちゃったり、怜司が総一郎にウィスキーの味を教えているシーン、怜司とその兄総司が一緒にお酒を飲むところ。・・・全部お実父さん関連だわ(笑)うふふ~でも実父、もろ好みですのでしょうがない。苦しんで苦しんで、悩みぬいた末に望みを見出した人って、素敵です。
カレカノ以外でも、良い作品は多いです。ちょうどこの作品の前か、同時期くらいの『ブスと姫君』、『天使の棲む部屋』とか。雰囲気の違う作品ですが、好きで何度も読み返しました。
カレカノ終了後では、『eensy-weesnyモンスター』がお気に入り。それから今連載中ですが、『ちょっと江戸まで』
たまに、これはいまいち、と言う作品もありますが(苦笑)まぁ、これは個人の好みの問題なので仕方がないですが、どの作品も面白いです。菜花の好みの傾向としては、連載物になると気に入る率が高くなりますね。あとは短編でも、何人かの登場人物をそれぞれ中心に添えてシリーズのようにしたものとか。
この方の作品は、台詞だけでなく、絵の視点を変えることで色々な事を伝える事の出来るものですね。静止画のはずなのに、スピード感を感じさせるシーンとか。台詞がまったくなくても、ないからこそ伝わりやすい感情とか。すごく、上手に表現されます。
菜花は下手の横好きで文章を書いていますが、目に見える形で表現できる漫画っていいなぁ、と思います。
つと言えば、津田雅美でしょう。
『彼氏彼女の事情』が代表作であり、一番の人気作でしょうか。アニメにもなって、花ゆめの作品ですが、男の子も知っていたりしますよね。アニメの監督がエヴァを手がけた人だと言うこともあるかもしれませんが。菜花は生憎、アニメは見ていないのでそちらの感想はいたしません。
21巻も続いたお話で、途中で絵柄が変わったりとありましたが、嫌いな変化ではなかったので良かったです。ただ変化後かな?雪野と総一郎がそーいう関係に(健康な高校生ですものねー(笑)なったとき、絵柄の雰囲気的に、ちょっと首を傾げたかな。内容と絵柄の雰囲気に齟齬を感じたのです。ま、菜花の印象だけですので、他の方はどう感じられたのか知りませんが。
登場人物も個性のある人たちばかりで、もちろん主人公の個性が飛びぬけているのですけど、それに負けることないくらい。また、個々の人物の人生にもところどころで触れていて、お話が停滞することなく楽しめました。個性もそうですが、色々な形の考え方、恋愛模様が描かれていましたね。
菜花が総一郎の実父が出てくるあたりが好きです。物語の山場で暗く辛いシーンも多いのですが、好きなエピソードが沢山あって、良いです。怜司のコンサートで一馬が歌いだしちゃったり、怜司が総一郎にウィスキーの味を教えているシーン、怜司とその兄総司が一緒にお酒を飲むところ。・・・全部お実父さん関連だわ(笑)うふふ~でも実父、もろ好みですのでしょうがない。苦しんで苦しんで、悩みぬいた末に望みを見出した人って、素敵です。
カレカノ以外でも、良い作品は多いです。ちょうどこの作品の前か、同時期くらいの『ブスと姫君』、『天使の棲む部屋』とか。雰囲気の違う作品ですが、好きで何度も読み返しました。
カレカノ終了後では、『eensy-weesnyモンスター』がお気に入り。それから今連載中ですが、『ちょっと江戸まで』
たまに、これはいまいち、と言う作品もありますが(苦笑)まぁ、これは個人の好みの問題なので仕方がないですが、どの作品も面白いです。菜花の好みの傾向としては、連載物になると気に入る率が高くなりますね。あとは短編でも、何人かの登場人物をそれぞれ中心に添えてシリーズのようにしたものとか。
この方の作品は、台詞だけでなく、絵の視点を変えることで色々な事を伝える事の出来るものですね。静止画のはずなのに、スピード感を感じさせるシーンとか。台詞がまったくなくても、ないからこそ伝わりやすい感情とか。すごく、上手に表現されます。
菜花は下手の横好きで文章を書いていますが、目に見える形で表現できる漫画っていいなぁ、と思います。
2009/08/15 (土)
『水分けて』のみ
『水分けて』のみ
お久しぶりになりますね、雨降れ歌。
さて、みの作家さんは結構いて、しかもどれもお好きな方ばかりなので、1つに絞るのがもったいない気がするんですが。ここでは、宮部みゆき氏を取り上げさせていただきます。
菜花がこの方の作品を初めて読んだのは、大学のときです。これも確か、友人から進められたのかな?読むきっかけになったことも、どの作品を読んだのかも覚えていないのですけど(苦笑)でも、その本を読んでから、一気に宮部氏に嵌っていきました。
思えば、大学のときは一番、色々な作家さんに嵌っていますね。そして嵌った作家さんの作品を、書店および古書店を駆使して揃えまくった。・・・若かったなぁ~自分。そして勢いがあった。
宮部氏も例に漏れず、当時出ていた文庫は全部そろえたんじゃないかな・・・、と思います。作品が多くでていた新潮文庫だけでなく、文春文庫、創元推理文庫、PHP文庫とか、中にはあまりメジャーでない文庫で出ていた作品も見つけ出していました(笑)
ホント、よく見つけたなぁ~と自分で自分を感心します。だって、今のようにどんな作品が、どの出版社から出ているとか、ネットで調べるという手段を思いつかなかった頃ですから(ぅあ、年がばれる~)そんな時代で、どうやって本を見つけ出したかといえば、もうひたすら本屋の本棚を眺めていました。もしかしたら、もっと効率の良い探し方があったのかもしれませんけど、それ以外の方法を知らなかったので(苦笑)
そうやって、あ、この出版社から出ている・・・!とか。見つけたときの喜びは格別でした。また、宮部氏の文章が読めるって、喜び勇んで手に取っていました。
宮部氏、色々な受賞作品があります。上げていったら切りがないのですけど、有名どころだと直木賞とかでしょうか。
菜花の周囲の人気作品では、『龍は眠る』が人気でしょうか。きちんと統計を取ったことがないのですけど、好きと仰る人が多かったのはこれ。あとは『クロスファイア』。これは人気があった気がする。作品の分類としては、現代物の超能力物ですね。
宮部氏、現代物も時代物も、ファンタジー物も守備範囲が幅広いのですが、超能力物は特にお好きみたいです。現代物だけでなく、時代物でも超能力を持った登場人物を登場させています。ファンタジーは何をいわんや、ですね。
菜花が好きなのは『レベル7』です。登場人物の2人が目覚めるところのシーンが、記憶を失っているのですけど、なぜかその意識を取り戻す部屋が白い印象を受けるんです。壁紙が白で、光も白くて、白以外の色ももちろんあるんですが(床は普通にフローリングのイメージ)でも、全体の印象が白。記憶を失った2人を象徴しているようで、すごく印象に残っています。それ以外の部分も好きですけどね。何度も読み返しました。
『火車』はちょっと怖いというか、悲しい女の人が出てきます。主軸に動く人は、ごく地味な人なんですけどね。段々と浮き彫りにされていく女性の姿が・・・。
直木賞受賞作品の『理由』は色々な人の視点が出てきます。視点、というより考え方?人間がいかに自己に都合よく記憶を弄ってしまうか、を感じさせる作品だと思います。心理描写がたくみです。
作品の雰囲気としては同系列じゃないかと思うのが、『模倣犯』です。これは、さらに多数の人の視点と、考え方、そして心理描写が書き込まれた作品です。読むときは、ちょっと覚悟を持って読んだほうがよろしいかと。菜花は読み終えたとき、ちょっと疲れました(苦笑)そして、どうしてこんな話が書けるんだろうって思いました。菜花は弱い人間なので、ここまで人間を直視することが出来ない気がします。
似たような感じで、『R.P.G.』というのがあります。あそこまで綿密に書き込まれていないんですけど、結末は見た目や世間の認識とは違う、人間の怖さを知ります。
気楽に、楽しく読める作品もあります。『ステップファザー・ステップ』がそうです。面白いですよ~これは菜花のお気に入りで、何度も読みました。お神酒徳利のようにそっくりな双子の男の子と、泥棒の男性が出てきます。笑えるので、楽しい気分になりたい人にはお勧め。
それから、『地下街の雨』という短編ですが、ちょっと恋愛にミステリーを絡めたお話がよいです。最後にほっとできるのが好きです。
次に、時代物。
正直、宮部氏の作品の中では、時代物が一番読みやすく感じます。柔らかな筆致が、菜花の好みに合うようです。長編、短編、色々あるのですが、今もすごく印象に残っている作品が『幻色江戸ごよみ』の最後にある、『紙吹雪』。女中の女の子が冬に屋根に上っているシーンがあるのですが、着物のすそから覗く白い足首に寒さで赤くなった踵というイメージが、すごく脳裏に残っています。なぜか、彼女の幸薄い人生を表しているようで。
超能力物もあって、霊験お初捕物控シリーズがそうです。江戸時代の雰囲気を壊さず、うまく超能力をもった少女が出てきます。
超能力は出てきませんが、幽霊の出てくる作品もあります。『あかんべぇ』は、読んでるとお腹がすきます(笑)美味しい料理が食べたくなりました。それ以外にも、『ぼんくら』とか。お勧めです。
ファンタジーは、『ブレイブ・ストーリー』が有名でしょうね。映画化しましたし。最初、宮部みゆきでファンタジー?とか思いましたが、意外と楽しめました。映画の方は原作では死んでる人が生き残っててオイオイと思いましたが(苦笑)子供も見るから変更されたんでしょうか。主人公のワタルの声が松たか子で違和感あるかな?と思っていたら結構しっくり言って、逆に常盤貴子の声がまんま過ぎて「・・・」ってなりました(苦笑)
それ以外もありますが、菜花的には詰まらなくはないけど・・・う~ん?と言う感じです。この辺は、個人のお好みがあると思いますので、あまり言及はしないことにします。
もう、あげていくと切りがないですね(苦笑)どれも好きなんです、というしかありません。
人物描写、情景描写が巧みで、またその背景にある世界観もしっかりとしているので、読んでいてその世界に入り込みやすいです。きっちりと、職人のように練り上げたお話のようですが、だからと言って技巧に走るような作品でもなくて。
菜花はすごく好きな作家さんです。
お久しぶりになりますね、雨降れ歌。
さて、みの作家さんは結構いて、しかもどれもお好きな方ばかりなので、1つに絞るのがもったいない気がするんですが。ここでは、宮部みゆき氏を取り上げさせていただきます。
菜花がこの方の作品を初めて読んだのは、大学のときです。これも確か、友人から進められたのかな?読むきっかけになったことも、どの作品を読んだのかも覚えていないのですけど(苦笑)でも、その本を読んでから、一気に宮部氏に嵌っていきました。
思えば、大学のときは一番、色々な作家さんに嵌っていますね。そして嵌った作家さんの作品を、書店および古書店を駆使して揃えまくった。・・・若かったなぁ~自分。そして勢いがあった。
宮部氏も例に漏れず、当時出ていた文庫は全部そろえたんじゃないかな・・・、と思います。作品が多くでていた新潮文庫だけでなく、文春文庫、創元推理文庫、PHP文庫とか、中にはあまりメジャーでない文庫で出ていた作品も見つけ出していました(笑)
ホント、よく見つけたなぁ~と自分で自分を感心します。だって、今のようにどんな作品が、どの出版社から出ているとか、ネットで調べるという手段を思いつかなかった頃ですから(ぅあ、年がばれる~)そんな時代で、どうやって本を見つけ出したかといえば、もうひたすら本屋の本棚を眺めていました。もしかしたら、もっと効率の良い探し方があったのかもしれませんけど、それ以外の方法を知らなかったので(苦笑)
そうやって、あ、この出版社から出ている・・・!とか。見つけたときの喜びは格別でした。また、宮部氏の文章が読めるって、喜び勇んで手に取っていました。
宮部氏、色々な受賞作品があります。上げていったら切りがないのですけど、有名どころだと直木賞とかでしょうか。
菜花の周囲の人気作品では、『龍は眠る』が人気でしょうか。きちんと統計を取ったことがないのですけど、好きと仰る人が多かったのはこれ。あとは『クロスファイア』。これは人気があった気がする。作品の分類としては、現代物の超能力物ですね。
宮部氏、現代物も時代物も、ファンタジー物も守備範囲が幅広いのですが、超能力物は特にお好きみたいです。現代物だけでなく、時代物でも超能力を持った登場人物を登場させています。ファンタジーは何をいわんや、ですね。
菜花が好きなのは『レベル7』です。登場人物の2人が目覚めるところのシーンが、記憶を失っているのですけど、なぜかその意識を取り戻す部屋が白い印象を受けるんです。壁紙が白で、光も白くて、白以外の色ももちろんあるんですが(床は普通にフローリングのイメージ)でも、全体の印象が白。記憶を失った2人を象徴しているようで、すごく印象に残っています。それ以外の部分も好きですけどね。何度も読み返しました。
『火車』はちょっと怖いというか、悲しい女の人が出てきます。主軸に動く人は、ごく地味な人なんですけどね。段々と浮き彫りにされていく女性の姿が・・・。
直木賞受賞作品の『理由』は色々な人の視点が出てきます。視点、というより考え方?人間がいかに自己に都合よく記憶を弄ってしまうか、を感じさせる作品だと思います。心理描写がたくみです。
作品の雰囲気としては同系列じゃないかと思うのが、『模倣犯』です。これは、さらに多数の人の視点と、考え方、そして心理描写が書き込まれた作品です。読むときは、ちょっと覚悟を持って読んだほうがよろしいかと。菜花は読み終えたとき、ちょっと疲れました(苦笑)そして、どうしてこんな話が書けるんだろうって思いました。菜花は弱い人間なので、ここまで人間を直視することが出来ない気がします。
似たような感じで、『R.P.G.』というのがあります。あそこまで綿密に書き込まれていないんですけど、結末は見た目や世間の認識とは違う、人間の怖さを知ります。
気楽に、楽しく読める作品もあります。『ステップファザー・ステップ』がそうです。面白いですよ~これは菜花のお気に入りで、何度も読みました。お神酒徳利のようにそっくりな双子の男の子と、泥棒の男性が出てきます。笑えるので、楽しい気分になりたい人にはお勧め。
それから、『地下街の雨』という短編ですが、ちょっと恋愛にミステリーを絡めたお話がよいです。最後にほっとできるのが好きです。
次に、時代物。
正直、宮部氏の作品の中では、時代物が一番読みやすく感じます。柔らかな筆致が、菜花の好みに合うようです。長編、短編、色々あるのですが、今もすごく印象に残っている作品が『幻色江戸ごよみ』の最後にある、『紙吹雪』。女中の女の子が冬に屋根に上っているシーンがあるのですが、着物のすそから覗く白い足首に寒さで赤くなった踵というイメージが、すごく脳裏に残っています。なぜか、彼女の幸薄い人生を表しているようで。
超能力物もあって、霊験お初捕物控シリーズがそうです。江戸時代の雰囲気を壊さず、うまく超能力をもった少女が出てきます。
超能力は出てきませんが、幽霊の出てくる作品もあります。『あかんべぇ』は、読んでるとお腹がすきます(笑)美味しい料理が食べたくなりました。それ以外にも、『ぼんくら』とか。お勧めです。
ファンタジーは、『ブレイブ・ストーリー』が有名でしょうね。映画化しましたし。最初、宮部みゆきでファンタジー?とか思いましたが、意外と楽しめました。映画の方は原作では死んでる人が生き残っててオイオイと思いましたが(苦笑)子供も見るから変更されたんでしょうか。主人公のワタルの声が松たか子で違和感あるかな?と思っていたら結構しっくり言って、逆に常盤貴子の声がまんま過ぎて「・・・」ってなりました(苦笑)
それ以外もありますが、菜花的には詰まらなくはないけど・・・う~ん?と言う感じです。この辺は、個人のお好みがあると思いますので、あまり言及はしないことにします。
もう、あげていくと切りがないですね(苦笑)どれも好きなんです、というしかありません。
人物描写、情景描写が巧みで、またその背景にある世界観もしっかりとしているので、読んでいてその世界に入り込みやすいです。きっちりと、職人のように練り上げたお話のようですが、だからと言って技巧に走るような作品でもなくて。
菜花はすごく好きな作家さんです。
2008/08/18 (月)
『井堰を越ゆる』のる
『井堰を越ゆる』のる
るから始まる方が意外に少なくて、ちょっと今回は変則も変則な紹介をいたします。
多分、見たことはなくても知らない人はいないだろう、『オペラ座の怪人』。映画化やミュージカルでご覧になったことがある人も多数ではないでしょうか。この原作者がガストン・ルルー。この方を紹介するのかというと、違いまして(苦笑)ガストン・ルルーが書いた『オペラ座の怪人』をもとに書かれた『ファントム』をご紹介いたします。作者はスーザン・ケイ。『る』があるのは原作者のルルーですが、まぁその辺はご容赦を。
菜花が『ファントム』を手にしたのは高校のときです。空き時間に友人の持っていた本をちょっと間借りして読んでその面白さに引き込まれ、高校の図書館でかりました。そのときはハードカバーでした。今は文庫で上下巻、扶桑社ミステリー文庫から出ています。シンプルな赤と青の表紙が、下手に飾り立てないことでその本の中身を引き立てる気がします。
正直に言いますと、実は原作のガストン・ルルーのほうは読んだことがありません。なんだか、『ファントム』のお話が完璧に描かれていて、その必要を感じないのです。失礼かもしれませんが・・・。原作を読んでないので、ストーリーの違いを比較できないのですが、ファントムの姿形の表現も違っているようです。あとは原作であまり詳しく書かれなかった、主人公エリックの生まれから深く書いているようです。スーザン・ケイ自身はハーレクイーン系の作品を多く書かれているので、人物像もやはりそっちの影響があるのでしょうか。ファントムの人柄はけっこう、魅力のある部分が強調されている気がします。
菜花が好きなのは、下巻の後半の部分です。この部分は原作とだいぶ違うようです。原作のほうは改心して、歌姫クリスティーヌをその婚約者のラウールに返す、らしい、のですがスーザン・ケイの『ファントム』では違います。そのストーリ変更が無理なく納得できるんですよね。
原作を読んだことのある方も、ミュージカルや映画を見られた方にも、お勧めの小説です。
るから始まる方が意外に少なくて、ちょっと今回は変則も変則な紹介をいたします。
多分、見たことはなくても知らない人はいないだろう、『オペラ座の怪人』。映画化やミュージカルでご覧になったことがある人も多数ではないでしょうか。この原作者がガストン・ルルー。この方を紹介するのかというと、違いまして(苦笑)ガストン・ルルーが書いた『オペラ座の怪人』をもとに書かれた『ファントム』をご紹介いたします。作者はスーザン・ケイ。『る』があるのは原作者のルルーですが、まぁその辺はご容赦を。
菜花が『ファントム』を手にしたのは高校のときです。空き時間に友人の持っていた本をちょっと間借りして読んでその面白さに引き込まれ、高校の図書館でかりました。そのときはハードカバーでした。今は文庫で上下巻、扶桑社ミステリー文庫から出ています。シンプルな赤と青の表紙が、下手に飾り立てないことでその本の中身を引き立てる気がします。
正直に言いますと、実は原作のガストン・ルルーのほうは読んだことがありません。なんだか、『ファントム』のお話が完璧に描かれていて、その必要を感じないのです。失礼かもしれませんが・・・。原作を読んでないので、ストーリーの違いを比較できないのですが、ファントムの姿形の表現も違っているようです。あとは原作であまり詳しく書かれなかった、主人公エリックの生まれから深く書いているようです。スーザン・ケイ自身はハーレクイーン系の作品を多く書かれているので、人物像もやはりそっちの影響があるのでしょうか。ファントムの人柄はけっこう、魅力のある部分が強調されている気がします。
菜花が好きなのは、下巻の後半の部分です。この部分は原作とだいぶ違うようです。原作のほうは改心して、歌姫クリスティーヌをその婚約者のラウールに返す、らしい、のですがスーザン・ケイの『ファントム』では違います。そのストーリ変更が無理なく納得できるんですよね。
原作を読んだことのある方も、ミュージカルや映画を見られた方にも、お勧めの小説です。
2008/06/21 (土)
『井堰を越ゆる』のゆ
『井堰を越ゆる』のゆ
先日のBlogでも書きましたが、結城光流氏をご紹介です。ちなみに現在進行形で嵌ってる方なので、脱線しまくること請け合い、ミーハーなのりで行きませう~
このサイトに来られる方は結構、知っている方が多いんじゃないかな、と思います。『少年陰陽師』と『篁破幻草子』が代表作。『篁破幻草子』のほうは完結してますが、とある人物が最近の『少年陰陽師』にそこここに出現中で、両方知っていると2度美味しい(笑)菜花は『少年陰陽師』→『篁破幻草子』といった順で手を出しました。
この方の人気が出てきたのがいつなのか知りませんが、菜花が作品を知ったのは、そうですね、『少年陰陽師』が10巻ほどは出てた頃でしょうか。コバルト文庫であまり気に入った作品がなくて、他に何か良いものはないかなぁ~と本屋をうろついていた時に見つけました。最初は4冊くらい買って、そして翌日には出ている作品全部をそろえていました(笑)一気に大人買い~社会人で良かった。
最初、角川ビーンズ文庫ってBLを主にした作品ばかりかと思っていたら、意外とそうでもなくて、良い作品が多いです。ビーンズの前身の角川ルビー文庫がBL中心だったんでそんな印象を持っていたんですよね。菜花、BLはちょっと苦手というか、ノーマルな小説の登場人物を二次創作でBL仕立てにするという楽しみが本当に理解できなくて(苦笑)GHでも林ナルとか滝川ナルだとか何度も読んだことがありますが、書いている人が楽しんでいるのはわかるけど、どこが良いのか理解できないんです。他にワンピースやヒカルの碁も読んだことがあるけど、同じ結論に。これはもう、好みの問題ですね。最初からこれはBLですって作品なら比較的読めるんですけど。
おっと、脱線(笑)
あさぎ氏のイラストも流麗で、好みです。色々なタイプの登場人物がいて、描き分けるの大変だと思いますけど、これからも素敵なイラストを描いて頂きたいです。
今は『少年陰陽師』はドラマCDやアニメ化とか色々なメディアで作品が出ていますが、雑誌で全プレに応募したCDしか聞いたことはありません。でもその出来からすると、アニメはわかりませんがドラマCDは結構良い出来なんじゃないかなぁと思います。購入特典についてる小冊子がものすごーく心惹かれますが(笑)CDとかにまで手を出せない。それに、小説などの作品を『声』で聞くことにちょっと慣れなくて。声優さんも知らないので、この登場人物はこの人、というイメージもなく、本当に自分の中で出来上がっている『声』で小説を読んでいるので、どんなに上手い方がやっていても、違和感が拭えないのです(苦笑)
とりあえず菜花は、結城氏の書く小説が読めれば良いです。たとえドラマCDを買っても特典の小冊子を読んで終わりにしそうな自分を否定できません(コラ)だから全プレの小冊子とかあるとすごく嬉しい。去年やられた、少年陰陽師現代版パラレルと『篁破幻草子』の全プレ冊子も応募して無事にゲットです~結城氏が同人誌で発表された作品を纏めたものなのですけど、すごく楽しかったです。市販されているものではないので、余り言いふらすのはどうかな、とも思いますが・・・。こちらをご覧の方は極限られた方ですので、ちょっと目をつぶってくださいませ。表のBlogでは我慢したんです~(威張るな)また今年も全プレが企画されているようなので、忘れないようにゲットします!
はっ、作品の内容にかけらも触れていません。う~ん、言葉で説明するのは難しいですね。登場人物の軽快なやり取りと、話の展開が進むにつれて色々な事情が浮き彫りにされてきて、それに対する人々の感情の揺れ動きとか。ただ楽しいだけではなく、かといってシリアスばかりでもなく、色々な雰囲気のお話が読めます。
それから、とても読みやすい文章の方だと思います。菜花にとっては、ではありますが。すんなりと心の中に入り込む表現が多いです。小難しい言葉や抽象的な表現ではなく、すんなりと誰もが知っていてその情景を思い描けるような、そんな言葉を使っている文章だと思います。簡単なようでいて、本当は一番難しいんじゃないかな?
先日のBlogでも書きましたが、結城光流氏をご紹介です。ちなみに現在進行形で嵌ってる方なので、脱線しまくること請け合い、ミーハーなのりで行きませう~
このサイトに来られる方は結構、知っている方が多いんじゃないかな、と思います。『少年陰陽師』と『篁破幻草子』が代表作。『篁破幻草子』のほうは完結してますが、とある人物が最近の『少年陰陽師』にそこここに出現中で、両方知っていると2度美味しい(笑)菜花は『少年陰陽師』→『篁破幻草子』といった順で手を出しました。
この方の人気が出てきたのがいつなのか知りませんが、菜花が作品を知ったのは、そうですね、『少年陰陽師』が10巻ほどは出てた頃でしょうか。コバルト文庫であまり気に入った作品がなくて、他に何か良いものはないかなぁ~と本屋をうろついていた時に見つけました。最初は4冊くらい買って、そして翌日には出ている作品全部をそろえていました(笑)一気に大人買い~社会人で良かった。
最初、角川ビーンズ文庫ってBLを主にした作品ばかりかと思っていたら、意外とそうでもなくて、良い作品が多いです。ビーンズの前身の角川ルビー文庫がBL中心だったんでそんな印象を持っていたんですよね。菜花、BLはちょっと苦手というか、ノーマルな小説の登場人物を二次創作でBL仕立てにするという楽しみが本当に理解できなくて(苦笑)GHでも林ナルとか滝川ナルだとか何度も読んだことがありますが、書いている人が楽しんでいるのはわかるけど、どこが良いのか理解できないんです。他にワンピースやヒカルの碁も読んだことがあるけど、同じ結論に。これはもう、好みの問題ですね。最初からこれはBLですって作品なら比較的読めるんですけど。
おっと、脱線(笑)
あさぎ氏のイラストも流麗で、好みです。色々なタイプの登場人物がいて、描き分けるの大変だと思いますけど、これからも素敵なイラストを描いて頂きたいです。
今は『少年陰陽師』はドラマCDやアニメ化とか色々なメディアで作品が出ていますが、雑誌で全プレに応募したCDしか聞いたことはありません。でもその出来からすると、アニメはわかりませんがドラマCDは結構良い出来なんじゃないかなぁと思います。購入特典についてる小冊子がものすごーく心惹かれますが(笑)CDとかにまで手を出せない。それに、小説などの作品を『声』で聞くことにちょっと慣れなくて。声優さんも知らないので、この登場人物はこの人、というイメージもなく、本当に自分の中で出来上がっている『声』で小説を読んでいるので、どんなに上手い方がやっていても、違和感が拭えないのです(苦笑)
とりあえず菜花は、結城氏の書く小説が読めれば良いです。たとえドラマCDを買っても特典の小冊子を読んで終わりにしそうな自分を否定できません(コラ)だから全プレの小冊子とかあるとすごく嬉しい。去年やられた、少年陰陽師現代版パラレルと『篁破幻草子』の全プレ冊子も応募して無事にゲットです~結城氏が同人誌で発表された作品を纏めたものなのですけど、すごく楽しかったです。市販されているものではないので、余り言いふらすのはどうかな、とも思いますが・・・。こちらをご覧の方は極限られた方ですので、ちょっと目をつぶってくださいませ。表のBlogでは我慢したんです~(威張るな)また今年も全プレが企画されているようなので、忘れないようにゲットします!
はっ、作品の内容にかけらも触れていません。う~ん、言葉で説明するのは難しいですね。登場人物の軽快なやり取りと、話の展開が進むにつれて色々な事情が浮き彫りにされてきて、それに対する人々の感情の揺れ動きとか。ただ楽しいだけではなく、かといってシリアスばかりでもなく、色々な雰囲気のお話が読めます。
それから、とても読みやすい文章の方だと思います。菜花にとっては、ではありますが。すんなりと心の中に入り込む表現が多いです。小難しい言葉や抽象的な表現ではなく、すんなりと誰もが知っていてその情景を思い描けるような、そんな言葉を使っている文章だと思います。簡単なようでいて、本当は一番難しいんじゃないかな?
2008/06/08 (日)
番外 氷室冴子氏
6月6日に氷室冴子氏(享年51歳)がお亡くなりになったという訃報を知りましたので、番外として、氷室氏の作品に触れたいと思います。
氷室冴子氏の作品に初めて触れたのは、『なんて素敵にジャパネスク』でした。それも原作の小説ではなく、漫画のほうでしたが、漫画化されていても、作品の面白さは少しも損なわれていませんでした。
当時、コバルト文庫ででていた小説の挿絵は、作品選びに挿絵の要素も多分に含んでしまう菜花には苦手な絵柄だったのですが(苦笑)、漫画のイメージから最初に嵌ったおかげで、挿絵のイメージに左右されず、作品の面白さを求めて小説を買うことが出来ました。
氷室冴子氏×山内直美の作品は全て読みました。ジャパネスク以外は漫画のみでしたが。小説は、書店に並んでいたのをパラ見したかどうか・・・。あんまり良く覚えてないんですけど(苦笑)原作小説が売ってたのかも忘れてしまいました。ジャパネスクが連載されていた時期でしたから、もう古いものはなかったのかな。コバルト文庫は回転が速いから。
とりあえず、漫画は『雑居時代』『蕨ヶ丘』『ざ・ちぇんじ!』は楽しくて、何度も読み返しました。
特にお気に入りは『ざ・ちぇんじ!』で、もとネタになったという古典作品『とりかえばや物語』まで読むほどでした(笑)面白かったですよ。
そういえば、漫画家の山内直美氏は同人で悪霊をやっていたことがありましたね~小野氏の『緑の我が家』の挿絵を描かれています。
閑話休題
スタジオジブリでアニメ化された『海がきこえる』も、等身大の女の子が書かれていて、大人になりきれない、でも自分では精一杯大人のつもりの少女で、共感した覚えがあります。
思うと、氷室氏って、頑張る女の子を書くことがとても上手な方でしたね。時代背景や、その女の子の性格によってその頑張り方とかは違いますが、皆、諦めずに頑張っていました。
『銀の海 金の大地』シリーズ、ずっと続きが出ないかなぁと、待っていたんですが、もう出ないんですねぇ・・・。
悲しい。他に言葉が出ません。
氷室氏のご冥福をお祈りいたします。
氷室冴子氏の作品に初めて触れたのは、『なんて素敵にジャパネスク』でした。それも原作の小説ではなく、漫画のほうでしたが、漫画化されていても、作品の面白さは少しも損なわれていませんでした。
当時、コバルト文庫ででていた小説の挿絵は、作品選びに挿絵の要素も多分に含んでしまう菜花には苦手な絵柄だったのですが(苦笑)、漫画のイメージから最初に嵌ったおかげで、挿絵のイメージに左右されず、作品の面白さを求めて小説を買うことが出来ました。
氷室冴子氏×山内直美の作品は全て読みました。ジャパネスク以外は漫画のみでしたが。小説は、書店に並んでいたのをパラ見したかどうか・・・。あんまり良く覚えてないんですけど(苦笑)原作小説が売ってたのかも忘れてしまいました。ジャパネスクが連載されていた時期でしたから、もう古いものはなかったのかな。コバルト文庫は回転が速いから。
とりあえず、漫画は『雑居時代』『蕨ヶ丘』『ざ・ちぇんじ!』は楽しくて、何度も読み返しました。
特にお気に入りは『ざ・ちぇんじ!』で、もとネタになったという古典作品『とりかえばや物語』まで読むほどでした(笑)面白かったですよ。
そういえば、漫画家の山内直美氏は同人で悪霊をやっていたことがありましたね~小野氏の『緑の我が家』の挿絵を描かれています。
閑話休題
スタジオジブリでアニメ化された『海がきこえる』も、等身大の女の子が書かれていて、大人になりきれない、でも自分では精一杯大人のつもりの少女で、共感した覚えがあります。
思うと、氷室氏って、頑張る女の子を書くことがとても上手な方でしたね。時代背景や、その女の子の性格によってその頑張り方とかは違いますが、皆、諦めずに頑張っていました。
『銀の海 金の大地』シリーズ、ずっと続きが出ないかなぁと、待っていたんですが、もう出ないんですねぇ・・・。
悲しい。他に言葉が出ません。
氷室氏のご冥福をお祈りいたします。
2008/05/31 (土)
『井堰を越ゆる』のこ
『井堰を越ゆる』のこ
こっこっこけこっこー!ではなく。
こは一杯いるのです。どなたにしましょうか。・・・それでは最近の作品はまったく読んでないのですが、前は好きだった人、高河ゆん氏を。
この方に嵌ったのは、たしか小学校高学年か中学くらいから高校にかけて。続刊がでなくて段々と足が遠のいた人です。高河ゆん氏、知ってる方は周知のことでしょうが、完結されずに終わる作品が多い。出版社の事情とか、ご本人の事情とかもあるのでしょうが、それにしてはあまりに多すぎです。なので、最近の作品『LOVELESS』も、面白いと言う感想を良く聞きますが、手が出せません。“また”途中で止まるのは勘弁と思ってしまうので(苦笑)完結したら安心して読めるんですけどー(当たり前)
菜花が好きなのは『アーシアン』『恋愛』『源氏』です。どれも途中で止まってしまって、完結までいたっていないのですけど。
『恋愛』は時代と主人公を変えて書き直されて完結しているようです。ちょっと改訂版を読んだのですが、菜花が読みたかったのはそんな話じゃない~と最後まで読んでません。改訂版しか知らない方からすれば、アレはあれで楽しめたと思うのですが・・・、大元を知ってる身からすると、『ダンスだよ』『ダンッ』と意味深に終わっていた続きはー!?な感じなのです・・・。我が侭と言われても、それだけ続きを楽しみにしてたのさーっです。
『アーシアン』はちょっと前くらいに完全版が出て、完結したのでしたっけ?それは手に入れていないのですが。ちょうど菜花は、番外編、ミカエル達の若かりし頃、『秘密の花園』?、の途中で止まってます。雑誌を立ち読みして、話の途中だったので「・・・意味がわからない」と新刊で纏めて読めるのを待っていたら、ぜーんぜん、新刊がでず。菜花の記憶は、ちはやと影艶が関係持っちゃって、裁判でちはやの冷たい態度に影艶がわめいてーというところで終わってます。
その後の粗筋を検索してみたら、色々あって、すったもんだしつつもくっ付いてるようですね~古本屋にあったら立ち読みしてみようかな。買うかどうかは、そのときの気分で。でも作品が好きだったのは本当ですよぅ。ちはやとか影艶とか天使たちが羽根を広げる所の絵とか、好きだった。
『源氏』は・・・、続刊は絶望的?なのかな。ネタ元はわからないけど、Yahoo!知恵袋に高河氏本人がもう書かないとか言ったとかある。しかしこういう情報を書くのはいいけど、情報源がわからないから真偽の判別がつかない。つまりただの噂でしかなく、情報の価値としては0なんだよね。便利だけど価値のあるものは少ないネット情報・・・。
閑話休題。
しかし、最後の巻が出てもう何年だ?あの頃の雰囲気の作品はもう描けないでしょうねぇ。我が侭お子様な克己や甘やかしやな恋人の桜とか、ブラコンの義経とか、どっかいっちゃてるような清盛とか、いかにも高河氏の書くキャラで好きだったんですけど。一番のお気に入りは、弁慶でしたが。ちょっとだけしか描かれなかったけど、弁慶と鎧を作る女の人、立場を余り覚えていないのですけど遊女?、の関係が好みでした~そういや、弁慶の生死も意味深な所で終わってた気が・・・。
『源氏』が無理だとすると、もっと知名度のない『B型同盟』も続刊は無理だろうなぁ。うぅ、お気に入りだったのに。
他の短編だと『若草物語』『飢餓一族』『You're my only Shining Star』とか他にも色々読んでます。短編集で終わっていると思っていた『ありす~』が未完のくくりに入っていてちょっとびっくり。・・・あれ、終わってなかったんだっけ?もう、覚えてな~い。
とりあえず、高河ゆん氏についてはこの辺で締めといたしましょう。これ以上書いても切がない。好きだったのにぃ~と恨み節になってしまう(すでになってる)
今連載してる漫画が、完結すると良いですね。
こっこっこけこっこー!ではなく。
こは一杯いるのです。どなたにしましょうか。・・・それでは最近の作品はまったく読んでないのですが、前は好きだった人、高河ゆん氏を。
この方に嵌ったのは、たしか小学校高学年か中学くらいから高校にかけて。続刊がでなくて段々と足が遠のいた人です。高河ゆん氏、知ってる方は周知のことでしょうが、完結されずに終わる作品が多い。出版社の事情とか、ご本人の事情とかもあるのでしょうが、それにしてはあまりに多すぎです。なので、最近の作品『LOVELESS』も、面白いと言う感想を良く聞きますが、手が出せません。“また”途中で止まるのは勘弁と思ってしまうので(苦笑)完結したら安心して読めるんですけどー(当たり前)
菜花が好きなのは『アーシアン』『恋愛』『源氏』です。どれも途中で止まってしまって、完結までいたっていないのですけど。
『恋愛』は時代と主人公を変えて書き直されて完結しているようです。ちょっと改訂版を読んだのですが、菜花が読みたかったのはそんな話じゃない~と最後まで読んでません。改訂版しか知らない方からすれば、アレはあれで楽しめたと思うのですが・・・、大元を知ってる身からすると、『ダンスだよ』『ダンッ』と意味深に終わっていた続きはー!?な感じなのです・・・。我が侭と言われても、それだけ続きを楽しみにしてたのさーっです。
『アーシアン』はちょっと前くらいに完全版が出て、完結したのでしたっけ?それは手に入れていないのですが。ちょうど菜花は、番外編、ミカエル達の若かりし頃、『秘密の花園』?、の途中で止まってます。雑誌を立ち読みして、話の途中だったので「・・・意味がわからない」と新刊で纏めて読めるのを待っていたら、ぜーんぜん、新刊がでず。菜花の記憶は、ちはやと影艶が関係持っちゃって、裁判でちはやの冷たい態度に影艶がわめいてーというところで終わってます。
その後の粗筋を検索してみたら、色々あって、すったもんだしつつもくっ付いてるようですね~古本屋にあったら立ち読みしてみようかな。買うかどうかは、そのときの気分で。でも作品が好きだったのは本当ですよぅ。ちはやとか影艶とか天使たちが羽根を広げる所の絵とか、好きだった。
『源氏』は・・・、続刊は絶望的?なのかな。ネタ元はわからないけど、Yahoo!知恵袋に高河氏本人がもう書かないとか言ったとかある。しかしこういう情報を書くのはいいけど、情報源がわからないから真偽の判別がつかない。つまりただの噂でしかなく、情報の価値としては0なんだよね。便利だけど価値のあるものは少ないネット情報・・・。
閑話休題。
しかし、最後の巻が出てもう何年だ?あの頃の雰囲気の作品はもう描けないでしょうねぇ。我が侭お子様な克己や甘やかしやな恋人の桜とか、ブラコンの義経とか、どっかいっちゃてるような清盛とか、いかにも高河氏の書くキャラで好きだったんですけど。一番のお気に入りは、弁慶でしたが。ちょっとだけしか描かれなかったけど、弁慶と鎧を作る女の人、立場を余り覚えていないのですけど遊女?、の関係が好みでした~そういや、弁慶の生死も意味深な所で終わってた気が・・・。
『源氏』が無理だとすると、もっと知名度のない『B型同盟』も続刊は無理だろうなぁ。うぅ、お気に入りだったのに。
他の短編だと『若草物語』『飢餓一族』『You're my only Shining Star』とか他にも色々読んでます。短編集で終わっていると思っていた『ありす~』が未完のくくりに入っていてちょっとびっくり。・・・あれ、終わってなかったんだっけ?もう、覚えてな~い。
とりあえず、高河ゆん氏についてはこの辺で締めといたしましょう。これ以上書いても切がない。好きだったのにぃ~と恨み節になってしまう(すでになってる)
今連載してる漫画が、完結すると良いですね。
2008/05/25 (日)
『井堰を越ゆる』のを(お)
『井堰を越ゆる』のを(お)
ここはやはり、小野不由美氏をもってくるべきでしょうか。
菜花が小野氏を知ったのは十二国記が切っ掛けです。それも最初は全部、本屋での立ち読みで。友人に言ったら感心されましたが、『図南の翼』くらいまで出版されている本を、立ち読みで読破しました。もちろん、何度か、数日に分けてですが。なぜか買う気にはなれなくて、でも何となく気になって、時間があって気の向いたときに読んでました。・・・本屋にとっては迷惑な客ですね(笑)
今はちゃんと本をもっていますよ。
十二国記繋がりで、『魔性の子』を読んで、『過ぎる十七の春』、『東京異聞』、『屍鬼』、『黒祠の島』と順番は忘れましたが読んでいきました。『悪霊シリーズ』を読んだのはコミックの『ゴーストハント』を読んでからです。つまりコミック化されなかったらこのサイトもなかったという。悪霊の小説は少々二の足を踏んでいたのですよ。イラストがおもいっっきり好みじゃなかったし(挿絵家自身の仕事に対しての意識も嫌いだったし)ちょっと読んだら文体が・・・(涙)だったので(苦笑)十二国記を先に知っていると、悪霊シリーズの文体は結構、勇気が要るのですよ~
『屍鬼』、『黒祠の島』は読みながら、正直、疲れましたね。小野氏の文章構成は『起』『承』をしっかりされる方であることはお解かりだと思いますが、それが一番出てきたのはこの2作品なのじゃないかな、と思います。そして『転』を迎えてから『結』へいく勢いのよさは坂道を転げ落ちるようでした。前半部分が長くて、山登りで例えれば急で険しい山道をその先に待つ絶景を求めて、頑張る感じでしょうか。小野氏の作品だから、最後まで読めば楽しいはず、というものがなければ読みきれなかった気がします。この2作品をお好きな方には申し訳ありませんが・・・。菜花にはちょっと辛かったかな(苦笑)
『東京異聞』は不思議な雰囲気のある作品でしたね。そして最後に小説の題名にも引っ掛けがあるのだと気付いて、あぁ、そういうことか、と驚いた覚えがあります。
『過ぎる十七の春』、『緑の我が家』は文体的に同じ感じでしょうか。どちらもHWですし、読者対象年齢なのか、出版社の意向なのか、小野氏の文章は作品の出版社でがらりと変わりますね。
でも、最近出たyomyomの新作の文体が小野氏の好きな書き方なのかなぁ、と感じました。漢字多用で正直、慣れない&お馬鹿さんな菜花のような読者には不親切ですが(苦笑)『屍鬼』でも思いましたが、せめて最初の漢字にはルビをふってください・・・。
このサイトに来られる方は、悪霊シリーズがお好きな人ばかりでしょうから、それに関しては何も書かないことにいたします。新作に関しては色々憶測が飛んでいて、外国のインタビュー誌に少女向けのホラー小説を書きなおしているという情報もありますが、真偽ははっきりしません。残念なことに。
ただ、この先GHシリーズの新作が出た時に、それまでこのサイトが残っていたらサイトは閉じようかなぁと思っています。本物の新作が読めるのに、偽物を続ける必要はないですからね。
ここはやはり、小野不由美氏をもってくるべきでしょうか。
菜花が小野氏を知ったのは十二国記が切っ掛けです。それも最初は全部、本屋での立ち読みで。友人に言ったら感心されましたが、『図南の翼』くらいまで出版されている本を、立ち読みで読破しました。もちろん、何度か、数日に分けてですが。なぜか買う気にはなれなくて、でも何となく気になって、時間があって気の向いたときに読んでました。・・・本屋にとっては迷惑な客ですね(笑)
今はちゃんと本をもっていますよ。
十二国記繋がりで、『魔性の子』を読んで、『過ぎる十七の春』、『東京異聞』、『屍鬼』、『黒祠の島』と順番は忘れましたが読んでいきました。『悪霊シリーズ』を読んだのはコミックの『ゴーストハント』を読んでからです。つまりコミック化されなかったらこのサイトもなかったという。悪霊の小説は少々二の足を踏んでいたのですよ。イラストがおもいっっきり好みじゃなかったし(挿絵家自身の仕事に対しての意識も嫌いだったし)ちょっと読んだら文体が・・・(涙)だったので(苦笑)十二国記を先に知っていると、悪霊シリーズの文体は結構、勇気が要るのですよ~
『屍鬼』、『黒祠の島』は読みながら、正直、疲れましたね。小野氏の文章構成は『起』『承』をしっかりされる方であることはお解かりだと思いますが、それが一番出てきたのはこの2作品なのじゃないかな、と思います。そして『転』を迎えてから『結』へいく勢いのよさは坂道を転げ落ちるようでした。前半部分が長くて、山登りで例えれば急で険しい山道をその先に待つ絶景を求めて、頑張る感じでしょうか。小野氏の作品だから、最後まで読めば楽しいはず、というものがなければ読みきれなかった気がします。この2作品をお好きな方には申し訳ありませんが・・・。菜花にはちょっと辛かったかな(苦笑)
『東京異聞』は不思議な雰囲気のある作品でしたね。そして最後に小説の題名にも引っ掛けがあるのだと気付いて、あぁ、そういうことか、と驚いた覚えがあります。
『過ぎる十七の春』、『緑の我が家』は文体的に同じ感じでしょうか。どちらもHWですし、読者対象年齢なのか、出版社の意向なのか、小野氏の文章は作品の出版社でがらりと変わりますね。
でも、最近出たyomyomの新作の文体が小野氏の好きな書き方なのかなぁ、と感じました。漢字多用で正直、慣れない&お馬鹿さんな菜花のような読者には不親切ですが(苦笑)『屍鬼』でも思いましたが、せめて最初の漢字にはルビをふってください・・・。
このサイトに来られる方は、悪霊シリーズがお好きな人ばかりでしょうから、それに関しては何も書かないことにいたします。新作に関しては色々憶測が飛んでいて、外国のインタビュー誌に少女向けのホラー小説を書きなおしているという情報もありますが、真偽ははっきりしません。残念なことに。
ただ、この先GHシリーズの新作が出た時に、それまでこのサイトが残っていたらサイトは閉じようかなぁと思っています。本物の新作が読めるのに、偽物を続ける必要はないですからね。
2008/05/21 (水)
『井堰を越ゆる』のき
『井堰を越ゆる』のき
き・・・、は一杯いるんですが。う~ん、ちょっとは真面目(?)な作家さんを。京極夏彦氏。まぁ、この氏がまともな作家かどうかはびみょ~ですが。うん。マニアック加減は変態の域に入るかと(オイ)でもGHファンの方は京極ファンが多いみたいだし。
菜花が京極氏を初めて読んだのは大学の時。確か、『嗤う伊右衛門』か『姑獲鳥の夏』のどっちかが最初です。きっかけは友人に薦められて。でもその友人は、「本当に読むとは思わなかった」と。薦められた菜花に言わせれば「なんだそりゃ」ですが、あの分厚い本を読む人間は滅多にいないそうです。(つまり菜花は珍種・・・?)でもその後に発刊されたものを見れば、あんな厚さは「序の口」でしたよ。何あれ、辞書より厚い。読み終わるまで、鞄に入れられないから手提げに入れて持ち歩いてましたよ。
菜花が好きなのは『絡新婦の理』です。最後のシーン、桜の鮮やかな色と京極堂の黒の対比が一番好きです。あとは『魍魎の匣』も。友人は文中に出て来る「みっしり」がことのほかお気に入りでした(笑)
京極夏彦は小説のストーリーも緻密というかマニアックな伏線を引いていますが、小説の1ページで文章を終わらしたり改行したりと、細かいこだわりがあり。初めて知ったときは驚きました。そして文庫化のときもその決まりごとを護っているというので、ここまで極められると突っ込みようがありません。行く所まで行ってくれ。
作家の中では一番のハンサム(←こういう宣伝があったんです、確か)だそうなのですが、「・・・ちょっと横にいきすぎでない?(ひでぇ)」と友人と意見が一致。
以前、ニュースステーションに出たことがあって、幽霊とか魑魅魍魎とかを取り上げていた回だったかな?京極氏が話すんですが、博識・饒舌な上に内容がマニアックでほとんど理解できませんでしたぁ~(菜花が馬鹿なせい?)
京極夏彦は学生の時は頑張って読みましたが、社会人になってしまうと、あの厚みの本を読み解く頑張りが今一つ足りず、最近は足が遠のいています。それでも一応熱心に読んでた時期には、京極堂シリーズ以外も読んでます。『どすこい』とか、読んだ時は作風に仰け反ったけど(笑)『巷説百物語』は運転免許の発行を待ちながら読んでいた思い出が。
それから『塗仏の宴』を読み終わったとき、・・・全部の作品、繋げんなよ、オイラは馬鹿だから、そんな全部覚えてられん・・・、と正直、ぐったりと疲れました(苦笑)そして、京極作品からは脱落の一途をたどる・・・。あ、榎木津がクローズアップされた本が最後だった気が。関口が、客観的に描写されていて、本当に猿のようで哀れで笑えました。
まぁ、読み応えはありますよ、絶対。活字中毒者にはお勧めです(笑)読んでみようと思った方は、根性いれて読み進めてください。入門編としては『嗤う伊右衛門』か『姑獲鳥の夏』、『巷説百物語』あたりでしょうか。ファイトー!
・・・こんなことを書いていますが、別に嫌いじゃないですよ?京極夏彦。時間と気力が充実していたら読むけど、今は無理なので読んでいないだけ。
き・・・、は一杯いるんですが。う~ん、ちょっとは真面目(?)な作家さんを。京極夏彦氏。まぁ、この氏がまともな作家かどうかはびみょ~ですが。うん。マニアック加減は変態の域に入るかと(オイ)でもGHファンの方は京極ファンが多いみたいだし。
菜花が京極氏を初めて読んだのは大学の時。確か、『嗤う伊右衛門』か『姑獲鳥の夏』のどっちかが最初です。きっかけは友人に薦められて。でもその友人は、「本当に読むとは思わなかった」と。薦められた菜花に言わせれば「なんだそりゃ」ですが、あの分厚い本を読む人間は滅多にいないそうです。(つまり菜花は珍種・・・?)でもその後に発刊されたものを見れば、あんな厚さは「序の口」でしたよ。何あれ、辞書より厚い。読み終わるまで、鞄に入れられないから手提げに入れて持ち歩いてましたよ。
菜花が好きなのは『絡新婦の理』です。最後のシーン、桜の鮮やかな色と京極堂の黒の対比が一番好きです。あとは『魍魎の匣』も。友人は文中に出て来る「みっしり」がことのほかお気に入りでした(笑)
京極夏彦は小説のストーリーも緻密というかマニアックな伏線を引いていますが、小説の1ページで文章を終わらしたり改行したりと、細かいこだわりがあり。初めて知ったときは驚きました。そして文庫化のときもその決まりごとを護っているというので、ここまで極められると突っ込みようがありません。行く所まで行ってくれ。
作家の中では一番のハンサム(←こういう宣伝があったんです、確か)だそうなのですが、「・・・ちょっと横にいきすぎでない?(ひでぇ)」と友人と意見が一致。
以前、ニュースステーションに出たことがあって、幽霊とか魑魅魍魎とかを取り上げていた回だったかな?京極氏が話すんですが、博識・饒舌な上に内容がマニアックでほとんど理解できませんでしたぁ~(菜花が馬鹿なせい?)
京極夏彦は学生の時は頑張って読みましたが、社会人になってしまうと、あの厚みの本を読み解く頑張りが今一つ足りず、最近は足が遠のいています。それでも一応熱心に読んでた時期には、京極堂シリーズ以外も読んでます。『どすこい』とか、読んだ時は作風に仰け反ったけど(笑)『巷説百物語』は運転免許の発行を待ちながら読んでいた思い出が。
それから『塗仏の宴』を読み終わったとき、・・・全部の作品、繋げんなよ、オイラは馬鹿だから、そんな全部覚えてられん・・・、と正直、ぐったりと疲れました(苦笑)そして、京極作品からは脱落の一途をたどる・・・。あ、榎木津がクローズアップされた本が最後だった気が。関口が、客観的に描写されていて、本当に猿のようで哀れで笑えました。
まぁ、読み応えはありますよ、絶対。活字中毒者にはお勧めです(笑)読んでみようと思った方は、根性いれて読み進めてください。入門編としては『嗤う伊右衛門』か『姑獲鳥の夏』、『巷説百物語』あたりでしょうか。ファイトー!
・・・こんなことを書いていますが、別に嫌いじゃないですよ?京極夏彦。時間と気力が充実していたら読むけど、今は無理なので読んでいないだけ。
2008/05/14 (水)
『井堰を越ゆる』のせ
『井堰を越ゆる』のせ
せっせせーのよいよいよい・・・、ではなく。『せ』でいないわけじゃないけど、菜花が知っている人がいないので、守備範囲が狭くて申し訳ない、こんな時の非常手段。後藤星氏を。星(せい)のせといことで。
後藤星氏を初めて知ったのは、コバルト文庫の挿絵です。ちょっと古くなりますが、コバルト文庫、榎木洋子氏の『龍と魔法使い』の挿絵から。菜花は絵を気に入ると、その挿絵画家さんの漫画が出ていたらとりあえず手を出す人間なので、漫画を知ったのはそれが切っ掛けです。
ちょうど連載をしていたのが『雲上楼閣綺談』で、この方の作品で一番好きです。最終巻がなかなか出なかったという、思い出がありますが(苦笑)「出たらしいよ」という友人に教えられ、急いで本屋に駆け込んだこともあったなぁ(笑)今は文庫も出ています。
他の作品は『雲上~』と同時期かもう少し後の作品は読んだことがあるのですが、『雲上~』より面白いと思ったのはなかったです。残念ながら。ご興味がある方は読んでみてください。単に、菜花とフィーリングが合わないだけだと思うので。(・・・何というか、絵はすごい好きでも、話の練りとか、コマ割りとか、合わないってありますよね?)
この方、コバルトのイラスト大賞でイラストレーターとしてデビューしたのですね(ちょっと調べた)どうりで、挿絵が多いはずです。人に好まれる絵を描かれるということもあるでしょうが。すごく、透明感のある絵ですよね。
イラスト集も出ていて、でも欲しいと思った時はすでに絶版だった、という悔しいことも。でも、求めるものに神は与えるものです。ずっと機会があるごとに古本屋で探していたら、見つけました、絶版物のイラスト集。思わずこぶしを握り締め、小さく「やった」と快哉を呟いていました(笑)
そして、さっきちょっと調べたら先月、またイラスト集が出ていました。あ~、イラスト集はなるべく買わないようにと決めたのに、きっと明日本屋で探していることでしょう・・・。
せっせせーのよいよいよい・・・、ではなく。『せ』でいないわけじゃないけど、菜花が知っている人がいないので、守備範囲が狭くて申し訳ない、こんな時の非常手段。後藤星氏を。星(せい)のせといことで。
後藤星氏を初めて知ったのは、コバルト文庫の挿絵です。ちょっと古くなりますが、コバルト文庫、榎木洋子氏の『龍と魔法使い』の挿絵から。菜花は絵を気に入ると、その挿絵画家さんの漫画が出ていたらとりあえず手を出す人間なので、漫画を知ったのはそれが切っ掛けです。
ちょうど連載をしていたのが『雲上楼閣綺談』で、この方の作品で一番好きです。最終巻がなかなか出なかったという、思い出がありますが(苦笑)「出たらしいよ」という友人に教えられ、急いで本屋に駆け込んだこともあったなぁ(笑)今は文庫も出ています。
他の作品は『雲上~』と同時期かもう少し後の作品は読んだことがあるのですが、『雲上~』より面白いと思ったのはなかったです。残念ながら。ご興味がある方は読んでみてください。単に、菜花とフィーリングが合わないだけだと思うので。(・・・何というか、絵はすごい好きでも、話の練りとか、コマ割りとか、合わないってありますよね?)
この方、コバルトのイラスト大賞でイラストレーターとしてデビューしたのですね(ちょっと調べた)どうりで、挿絵が多いはずです。人に好まれる絵を描かれるということもあるでしょうが。すごく、透明感のある絵ですよね。
イラスト集も出ていて、でも欲しいと思った時はすでに絶版だった、という悔しいことも。でも、求めるものに神は与えるものです。ずっと機会があるごとに古本屋で探していたら、見つけました、絶版物のイラスト集。思わずこぶしを握り締め、小さく「やった」と快哉を呟いていました(笑)
そして、さっきちょっと調べたら先月、またイラスト集が出ていました。あ~、イラスト集はなるべく買わないようにと決めたのに、きっと明日本屋で探していることでしょう・・・。
2008/05/05 (月)
『井堰を越ゆる』のい
『井堰を越ゆる』のい
GHサイトをやっているのだからいなだ詩穂さんを持って来るべきなのでしょうが、逆に言えばGH以外であまり語れることがないので、申し訳ない、ここは樹なつみさんを。
白泉社系の雑誌で書かれている漫画家さんです。ご存知の方が多いでしょうが。菜花が初めて目にしたのは『花咲ける青少年』だったはず。ピアノの先生の家で雑誌があって、それで読んだ記憶があります。うろ覚えですが。
そこから以前の作品に遡って、『朱鷺色三角』『パッション・パレード』『マルチェロ物語』と読んでいきました。さすがに初期の頃の作品『マルチェロ物語』の絵は、正直きついものがありますが(苦笑)菜花の好みの絵柄になるのは、『パッション・パレード』の半ばから『花咲ける青少年』の途中までです。だいぶ限定されてますが。線の書き方がこの時期のものが一番好きなのです。『OZ』の途中からも良い感じです。多分、描かれた時期が同じくらいだからでしょう。
一番好きな作品は『花咲ける青少年』です。登場人物が皆華やかで、見てるだけで楽しい。後半は政治がらみになってちょっと苦手分野でしたが、あのくらいならまだ平気。次が『パッション・パレード』と『OZ』かな。『パッション~』は『朱鷺色~』の続きものです。『朱鷺色~』は主に超能力とか家系にまつわるどろどろとか、お話しに出てきます。『パッション~』は舞台がアメリカの大学に移って、留学生活とその時代の世相を上手く絡められていて、読み応えがあります。『OZ』は未来物というのか、核爆弾が透過された地球が舞台になっています。そこにOZという科学が発達した都市があるという噂があって・・・、といった感じです。説明するのは難しいのでご興味がある方はご覧ください。
その後の作品『八雲立つ』『獣王星』『デーモン聖典』とかは途中で止まってしまっているので紹介できません。ごめんなさい。ただ、どの作品も世界設定をしっかりされているので、楽しめると思います。
GHサイトをやっているのだからいなだ詩穂さんを持って来るべきなのでしょうが、逆に言えばGH以外であまり語れることがないので、申し訳ない、ここは樹なつみさんを。
白泉社系の雑誌で書かれている漫画家さんです。ご存知の方が多いでしょうが。菜花が初めて目にしたのは『花咲ける青少年』だったはず。ピアノの先生の家で雑誌があって、それで読んだ記憶があります。うろ覚えですが。
そこから以前の作品に遡って、『朱鷺色三角』『パッション・パレード』『マルチェロ物語』と読んでいきました。さすがに初期の頃の作品『マルチェロ物語』の絵は、正直きついものがありますが(苦笑)菜花の好みの絵柄になるのは、『パッション・パレード』の半ばから『花咲ける青少年』の途中までです。だいぶ限定されてますが。線の書き方がこの時期のものが一番好きなのです。『OZ』の途中からも良い感じです。多分、描かれた時期が同じくらいだからでしょう。
一番好きな作品は『花咲ける青少年』です。登場人物が皆華やかで、見てるだけで楽しい。後半は政治がらみになってちょっと苦手分野でしたが、あのくらいならまだ平気。次が『パッション・パレード』と『OZ』かな。『パッション~』は『朱鷺色~』の続きものです。『朱鷺色~』は主に超能力とか家系にまつわるどろどろとか、お話しに出てきます。『パッション~』は舞台がアメリカの大学に移って、留学生活とその時代の世相を上手く絡められていて、読み応えがあります。『OZ』は未来物というのか、核爆弾が透過された地球が舞台になっています。そこにOZという科学が発達した都市があるという噂があって・・・、といった感じです。説明するのは難しいのでご興味がある方はご覧ください。
その後の作品『八雲立つ』『獣王星』『デーモン聖典』とかは途中で止まってしまっているので紹介できません。ごめんなさい。ただ、どの作品も世界設定をしっかりされているので、楽しめると思います。
2008/05/03 (土)
『雨降れば』のは
『雨降れば』のは
『は』は波津彬子さんを。
朝日ソノラマ社とか小学館で多く出版されているのかな。コミックのサイズが大きくお値段もお高めになるのですが、最近は文庫コミックが出て手に入れやすくなっています。
この方に嵌ったのは大学の時です。で、本屋と古本屋に通いつめて既刊を夢中でそろえまくった覚えが(笑)画集ももっていてこれは嵌っていることを知っていた友人が、誕生日プレゼントにくれましたvv
あ、今調べたら貰った画集『花色更紗』は絶版になってる・・・。
絵柄的には今風ではないと思いますが、『和』の雰囲気をよく描かれるかたです。あとビクトリア朝時代なのかな?そのくらいのイギリスを舞台にしたお話しとか。幽霊とか精霊とか、色々出て来る作品が一杯あります。時代考証とかは詳しい方から見るとけっこういい加減らしいですが、菜花は知識がないので判定できません。というか、時代考証とかは置いておいて、好きだからいいのさ~です(笑)現代物もあります。
菜花のお勧めは、『雨柳堂夢咄』『異国の花守』『うるわしの英国シリーズ』などなど。あとは泉鏡花のお話を原作とした『鏡花夢幻』とか、基本的にどの作品も好きなので、甲乙付け難しで、細かく上げていくと切りがなくなってしまいます。BL風のものもありますが、登場人物同士の雰囲気だけでそういった描写はないです。BLが苦手な菜花でも読めますので、大嫌いじゃなければ普通に読めるかと。
シリーズ物でも、基本的に1話完結型で短編が多いですので読みやすいのではないでしょうか。ただ『雨柳堂~』は飛び飛びで話しが繋がっているものがあるので、これは1巻から順番に読んでいくことをお勧めします。
『は』は波津彬子さんを。
朝日ソノラマ社とか小学館で多く出版されているのかな。コミックのサイズが大きくお値段もお高めになるのですが、最近は文庫コミックが出て手に入れやすくなっています。
この方に嵌ったのは大学の時です。で、本屋と古本屋に通いつめて既刊を夢中でそろえまくった覚えが(笑)画集ももっていてこれは嵌っていることを知っていた友人が、誕生日プレゼントにくれましたvv
あ、今調べたら貰った画集『花色更紗』は絶版になってる・・・。
絵柄的には今風ではないと思いますが、『和』の雰囲気をよく描かれるかたです。あとビクトリア朝時代なのかな?そのくらいのイギリスを舞台にしたお話しとか。幽霊とか精霊とか、色々出て来る作品が一杯あります。時代考証とかは詳しい方から見るとけっこういい加減らしいですが、菜花は知識がないので判定できません。というか、時代考証とかは置いておいて、好きだからいいのさ~です(笑)現代物もあります。
菜花のお勧めは、『雨柳堂夢咄』『異国の花守』『うるわしの英国シリーズ』などなど。あとは泉鏡花のお話を原作とした『鏡花夢幻』とか、基本的にどの作品も好きなので、甲乙付け難しで、細かく上げていくと切りがなくなってしまいます。BL風のものもありますが、登場人物同士の雰囲気だけでそういった描写はないです。BLが苦手な菜花でも読めますので、大嫌いじゃなければ普通に読めるかと。
シリーズ物でも、基本的に1話完結型で短編が多いですので読みやすいのではないでしょうか。ただ『雨柳堂~』は飛び飛びで話しが繋がっているものがあるので、これは1巻から順番に読んでいくことをお勧めします。
2008/04/26 (土)
『雨降れば』のれ
『雨降れば』のれ
れ・・・、れれれのおじさん(笑)
れから始まる人がちょっといないので、今回も変則的に清水玲子さんを。玲子のれということで。
白泉社系の漫画家さんです。こんな説明は必要ないほど、ご存知な方のほうが多いでしょうが。
この方ですと『月の子』『輝夜姫』が有名どころでしょうか。初期の頃からファンだという方はジャック&エレナシリーズとかお好きでしょうか。このシリーズはカップリングというか、恋愛面の方で菜花の好みではなかったので余り嵌りませんでしたが。『竜の眠る星』は好きです。
菜花が清水氏の作品に嵌ったのは『月の子』にでした。これは人魚姫をモチーフにした作品でしたが、うまく現実世界で起きた出来事に絡めて、そして最後には”今の地球”とは違う未来を、掌ですっと救い上げたような作品です。
『輝夜姫』は途中まで読んでいたのですが、途中で挫折(苦笑)あまりに話しがグローバルになってしまうと、脳みそが追いつけないのです~(お馬鹿さん)まぁ、そこまでのめり込むほど好みの話しではなかったのですが(失礼)でも一場面だけ、すごく印象に残っているものがあります。双子の少年で片方が臓器移植のためだけに機械で“生かされて”いるところをその片割れが見た場面。「いっそ殺せ!」と叫ばせた残酷なシーンはすごく心に残っています。菜花にはこの作品は人の感情、特に『怒り』や『憎悪』というものを扱っているような印象があるんですが、人間が誰かを憎悪することに、すごく説得力のある所だなと思いました。
他ではMAGICとか、短い話ですけど好きです。最近では『秘密』とか良いですね。科学的な視点と人間心理を上手く織り込んだ、緊迫感のあるストーリーが面白いです。
清水氏のお話はどれも骨格がしっかりしていて、奥行きのある作品といえば良いのか、恋愛重視ではありませんが、読み応えがあります。初期の作品と最近の作品の雰囲気は違いますが、その違いを感じるのもまた一興かと思われます。いずれにしても、清水玲子という骨子は一貫して同じではないでしょうか。
そういえば、れれれのおじさんはあんな顔(失礼な)をしていて子沢山だそうですよ。子供がたくさんいすぎて、家から出すのに毎日ほうきではき出していたそうです。その沢山の子供が成人して巣立ったあとも癖が抜けず、今では道を掃いているんだそうですよ~
お粗末でした。
れ・・・、れれれのおじさん(笑)
れから始まる人がちょっといないので、今回も変則的に清水玲子さんを。玲子のれということで。
白泉社系の漫画家さんです。こんな説明は必要ないほど、ご存知な方のほうが多いでしょうが。
この方ですと『月の子』『輝夜姫』が有名どころでしょうか。初期の頃からファンだという方はジャック&エレナシリーズとかお好きでしょうか。このシリーズはカップリングというか、恋愛面の方で菜花の好みではなかったので余り嵌りませんでしたが。『竜の眠る星』は好きです。
菜花が清水氏の作品に嵌ったのは『月の子』にでした。これは人魚姫をモチーフにした作品でしたが、うまく現実世界で起きた出来事に絡めて、そして最後には”今の地球”とは違う未来を、掌ですっと救い上げたような作品です。
『輝夜姫』は途中まで読んでいたのですが、途中で挫折(苦笑)あまりに話しがグローバルになってしまうと、脳みそが追いつけないのです~(お馬鹿さん)まぁ、そこまでのめり込むほど好みの話しではなかったのですが(失礼)でも一場面だけ、すごく印象に残っているものがあります。双子の少年で片方が臓器移植のためだけに機械で“生かされて”いるところをその片割れが見た場面。「いっそ殺せ!」と叫ばせた残酷なシーンはすごく心に残っています。菜花にはこの作品は人の感情、特に『怒り』や『憎悪』というものを扱っているような印象があるんですが、人間が誰かを憎悪することに、すごく説得力のある所だなと思いました。
他ではMAGICとか、短い話ですけど好きです。最近では『秘密』とか良いですね。科学的な視点と人間心理を上手く織り込んだ、緊迫感のあるストーリーが面白いです。
清水氏のお話はどれも骨格がしっかりしていて、奥行きのある作品といえば良いのか、恋愛重視ではありませんが、読み応えがあります。初期の作品と最近の作品の雰囲気は違いますが、その違いを感じるのもまた一興かと思われます。いずれにしても、清水玲子という骨子は一貫して同じではないでしょうか。
そういえば、れれれのおじさんはあんな顔(失礼な)をしていて子沢山だそうですよ。子供がたくさんいすぎて、家から出すのに毎日ほうきではき出していたそうです。その沢山の子供が成人して巣立ったあとも癖が抜けず、今では道を掃いているんだそうですよ~
お粗末でした。
2008/04/23 (水)
『雨降れば』のふ
『雨降れば』のふ
色々いらっしゃるんですが、ここでは藤本ひとみをご紹介しませう。以前は新刊を心待ちにしたこともあるこの方のお名前を見ると、何となしに、怒りが失せて虚脱した思いに駆られるのですが・・・。
最近は新潮社とかで歴史物を書いているようですが、それ以前はコバルト文庫を主に文筆活動をされていました。菜花が読んでいたのは、『夢美と銀の薔薇騎士団シリーズ』『新花織高校シリーズ』『花織高校シリーズ』『星苑学園シリーズ』などです。
多分、一番人気があったんじゃないかと思われる『漫画家マリナシリーズ』は2~3作しか読んでません。主人公のまりなが余りに、菜花の好みから外れていたのと、登場する男たちが皆主人公に恋をするというパターンにアホか、と正直思いました。好きだった方には失礼。このシリーズから登場したシャルルという人物がすごい人気だった、ようです。菜花は一歩ひいた目線で見てたので、その人気具合を実感してないのですが、色々単独で本になっていたりしてましたね。
菜花が好きだったのは銀薔薇と新花織シリーズです。もう、現物の本が手元にないのでストーリーとかの細かい部分は端折ります。が、当時はすごく好きで、何度も読み返したものです。ただ、主人公の女の子が必ずと言って良いほど、出てきた男の子に好きになられるとかいうパターンに毎度、毎度「またか」と思っていましたが。藤本氏の作品は大抵そういうパターンでしたねぇ。
菜花と同世代の人でコバルトを読んでいた方は、藤本ひとみの本を1冊くらいは読んだことがあるんじゃないでしょうか。全盛期には藤本氏の本で本屋の棚の1段分は軽く埋まっていました。新作発行のペースも早く、シリーズもたくさんあったので作品数が多い作家さんでしたし、人気もあった。
ただ、シリーズのことごとくが完結していないはずです。なんだかいつの間にやら新刊が出なくなったな?と思っていたら、違う出版社で歴史物とか書いてたりしていて。多分、ここまできたら、もうコバルト文庫で書き散らしたシリーズの続きを書くことはないでしょうね(ため息)
菜花的に救いなのは、とりあえずの一件落着的な終わり方をしてると思えるところかな。以前、友人にそう言ったら「まったく完結してないわよー!」と言われましたが(笑)うん、まぁ、この続きは・・・?という感じではあるけどさ。菜花の一件落着というのは、とある事件が起きてそれの決着はついているという程度のもので。シリーズが完結していないのは確か(苦笑)
まぁライトノベルはしり切れトンボで終わる場合が多々ありますが、藤本氏ほど人気シリーズを多数抱えていて、ばっさりと切れるものなのか。出版社とけんかでもした?とか思いましたが、菜花にはわかりません。一説には、藤本氏がもう恋愛物を書くことに満足したから書かなくなったとか。・・・満足したからってそれまで読んでた読者を放置するなよ、と言いたい所ですね。・・・GHも似たようなもの?
あ、なんか不満ぶつけてばかりの紹介にもなってない文になってしまった。
コバルト文庫では不完全燃焼を一杯残してくれましたが、作品は楽しく読めるものが多いです。これは本当。当時人気があったこともあって、今でもわりと容易に手に入るようです。当時よりは割高ですが、GHのようにオークションで何万とかではないです。アマゾンで売ってました。
ただ、シリーズ完結は小野氏がGHの続きを書くことよりありえなさそう。
面白い作品は多いのですが、完結する見込みはないのでお勧めできない本ばかり・・・。ああ、無情。
色々いらっしゃるんですが、ここでは藤本ひとみをご紹介しませう。以前は新刊を心待ちにしたこともあるこの方のお名前を見ると、何となしに、怒りが失せて虚脱した思いに駆られるのですが・・・。
最近は新潮社とかで歴史物を書いているようですが、それ以前はコバルト文庫を主に文筆活動をされていました。菜花が読んでいたのは、『夢美と銀の薔薇騎士団シリーズ』『新花織高校シリーズ』『花織高校シリーズ』『星苑学園シリーズ』などです。
多分、一番人気があったんじゃないかと思われる『漫画家マリナシリーズ』は2~3作しか読んでません。主人公のまりなが余りに、菜花の好みから外れていたのと、登場する男たちが皆主人公に恋をするというパターンにアホか、と正直思いました。好きだった方には失礼。このシリーズから登場したシャルルという人物がすごい人気だった、ようです。菜花は一歩ひいた目線で見てたので、その人気具合を実感してないのですが、色々単独で本になっていたりしてましたね。
菜花が好きだったのは銀薔薇と新花織シリーズです。もう、現物の本が手元にないのでストーリーとかの細かい部分は端折ります。が、当時はすごく好きで、何度も読み返したものです。ただ、主人公の女の子が必ずと言って良いほど、出てきた男の子に好きになられるとかいうパターンに毎度、毎度「またか」と思っていましたが。藤本氏の作品は大抵そういうパターンでしたねぇ。
菜花と同世代の人でコバルトを読んでいた方は、藤本ひとみの本を1冊くらいは読んだことがあるんじゃないでしょうか。全盛期には藤本氏の本で本屋の棚の1段分は軽く埋まっていました。新作発行のペースも早く、シリーズもたくさんあったので作品数が多い作家さんでしたし、人気もあった。
ただ、シリーズのことごとくが完結していないはずです。なんだかいつの間にやら新刊が出なくなったな?と思っていたら、違う出版社で歴史物とか書いてたりしていて。多分、ここまできたら、もうコバルト文庫で書き散らしたシリーズの続きを書くことはないでしょうね(ため息)
菜花的に救いなのは、とりあえずの一件落着的な終わり方をしてると思えるところかな。以前、友人にそう言ったら「まったく完結してないわよー!」と言われましたが(笑)うん、まぁ、この続きは・・・?という感じではあるけどさ。菜花の一件落着というのは、とある事件が起きてそれの決着はついているという程度のもので。シリーズが完結していないのは確か(苦笑)
まぁライトノベルはしり切れトンボで終わる場合が多々ありますが、藤本氏ほど人気シリーズを多数抱えていて、ばっさりと切れるものなのか。出版社とけんかでもした?とか思いましたが、菜花にはわかりません。一説には、藤本氏がもう恋愛物を書くことに満足したから書かなくなったとか。・・・満足したからってそれまで読んでた読者を放置するなよ、と言いたい所ですね。・・・GHも似たようなもの?
あ、なんか不満ぶつけてばかりの紹介にもなってない文になってしまった。
コバルト文庫では不完全燃焼を一杯残してくれましたが、作品は楽しく読めるものが多いです。これは本当。当時人気があったこともあって、今でもわりと容易に手に入るようです。当時よりは割高ですが、GHのようにオークションで何万とかではないです。アマゾンで売ってました。
ただ、シリーズ完結は小野氏がGHの続きを書くことよりありえなさそう。
面白い作品は多いのですが、完結する見込みはないのでお勧めできない本ばかり・・・。ああ、無情。
2008/04/17 (木)
『雨降れば』のめ
『雨降れば』のめ
・・・めって、いないわぁ~始めて2人目で詰まったか?
う~ん、少々変則ですが、田中メカ氏を取り上げましょうか。メカのめ、ということで。
主に白泉社のLALAで描かれている漫画家さんです。一時期、GHサイトのBlogで『キスよりも早く』が話題になったことがあるので、ご存知の方も多いのではないかな。
菜花が一番最初に読んだのは『お迎えです』あの世からのお迎え(GSG)でシリアスかと思いきやコメディで、でも最後にはほろっとくるお話。もともとが死んだ人間(幽霊)を迎えに来て、その霊の思い残しや遣り残したことが話の主軸にくるから、暗く辛い部分もあるけど、最後は笑えたりちょっぴり泣けたり、お勧めの一品。菜花のお気に入りは、主人公の円が好きな人(死んでしまってます)にあの世に会いに行く回。ま、内容を聞けばわかるように最終話ですが。その話の始まりに、たしか『花火が終わらない』(正確かどうかはちょっとわかりませんが・・・今、本が手元にないの)というモノローグがあって、叶うことのない恋心をうまくあらわしているなぁと思いました。
田中氏はちょっとしたセリフがうまいな、と思います。他の作品で、『天然パールピンク』というのがあるんですが、女の子から積極的に好きな人に向かっていくんだけど、『好きにならなくてもいいから、私を見て』ということを言うのです。(セリフはうろ覚え・・・)好きな人に好きになってもらいたいという思いはあるけど、誰かの身代わりや自分を見て他の誰かを思い出して欲しくない、そんな純粋な女の子の思いに感じました。
こんな風に田中氏の作品にはぽつぽつと落とすように、所々にはっとする、心に真っ直ぐ届く、そんな言葉がちりばめられています。
・・・めって、いないわぁ~始めて2人目で詰まったか?
う~ん、少々変則ですが、田中メカ氏を取り上げましょうか。メカのめ、ということで。
主に白泉社のLALAで描かれている漫画家さんです。一時期、GHサイトのBlogで『キスよりも早く』が話題になったことがあるので、ご存知の方も多いのではないかな。
菜花が一番最初に読んだのは『お迎えです』あの世からのお迎え(GSG)でシリアスかと思いきやコメディで、でも最後にはほろっとくるお話。もともとが死んだ人間(幽霊)を迎えに来て、その霊の思い残しや遣り残したことが話の主軸にくるから、暗く辛い部分もあるけど、最後は笑えたりちょっぴり泣けたり、お勧めの一品。菜花のお気に入りは、主人公の円が好きな人(死んでしまってます)にあの世に会いに行く回。ま、内容を聞けばわかるように最終話ですが。その話の始まりに、たしか『花火が終わらない』(正確かどうかはちょっとわかりませんが・・・今、本が手元にないの)というモノローグがあって、叶うことのない恋心をうまくあらわしているなぁと思いました。
田中氏はちょっとしたセリフがうまいな、と思います。他の作品で、『天然パールピンク』というのがあるんですが、女の子から積極的に好きな人に向かっていくんだけど、『好きにならなくてもいいから、私を見て』ということを言うのです。(セリフはうろ覚え・・・)好きな人に好きになってもらいたいという思いはあるけど、誰かの身代わりや自分を見て他の誰かを思い出して欲しくない、そんな純粋な女の子の思いに感じました。
こんな風に田中氏の作品にはぽつぽつと落とすように、所々にはっとする、心に真っ直ぐ届く、そんな言葉がちりばめられています。
2008/04/14 (月)
『雨降れば』のあ
『雨降れば』のあ
あのつく作家として一番に思い浮かぶのは、アガサ・クリスティーです。しょっぱなが外国人ミステリー作家かよ、ということは置いておいて(笑)
出会いは中学2年の学校の図書館に置いてあった新潮文庫の緑色の表紙。そして好きな作家を買い集めるという行為を菜花が初めてした作家さんです。最初は新潮文庫の緑色の本を買い集め、まだ他にないのかと探して、早川ミステリー文庫に80冊以上著作が出ていることを知り、中学から大学まで数年をかけて買い集めたものです。それでも全文庫は手元にありませんが。戯曲集とかは買ってないので。
ちょっと大きな書店でしたら、赤い背表紙の本が棚を1~2段占領している光景を見たことがあるかもしれません。菜花の本棚も1段分はアガサ・クリスティーに占領されています。
読んだことはなくても、『そして誰もいなくなった』という作品名なら聞いたことがあるんではないでしょうか。そして彼女が作り出した有名な探偵では、灰色の脳細胞のエルキュール・ポアロ、揺り椅子に座るミス・マープルがあります。
お勧めの本は上げるときりがないのですが、入門編としては、前述しましたが『そして誰もいなくなった』あたりはどうでしょう。ポアロもミス・マープルも出てきませんが、読み応えはあります。マザー・グースの童謡の詩の通りに、殺人がおき、最後には題名と同じように誰もいなくなってしまいます。クリスティーが人間の心理を巧みに描いていった作品の1つです。
もっと気軽に読むのでしたら、短編集の『火曜クラブ』これはミス・マープルが出てくるものです。ただ、派手なアクションなどはありませんので、そういったものがお好きな方には物足りないかも。他に『オリエント急行殺人事件』『ABC殺人事件』などが有名でしょうか。こちらはポアロが活躍しています。ポアロの登場する本を読む場合は『カーテン』は絶対最後にお読みください。ポアロ最後の作品ですので。
短編でも長編でも、ミステリーとしてはすばらしい作品ばかりです。作風もビクトリア朝時代の名残を残したイギリスから、古代文明を舞台にしたミステリーを書いたりと多岐に渡ります。イギリスで親しまれているマザー・グースを取り入れた作品も多く発表されています。ちなみに、イギリスではマザー・グースとは言わず、ナーサリー・ライムというのが主流だそうです。
菜花の好きな作品は『パディントン発4時50分』『スリーピング・マーダー』『忘れられぬ死』最初の2作はミス・マープルものです。
どの作品も秀逸ではありますが、人によっては無駄に長いと感じるかもしれません。クリスティーはミステリーの謎解きに主眼を置くのではなく、人間を書く人です。作中には人と会話する場面がたくさん出てきます。登場人物がどんな人間か、癖、ささいな行動、そんなところから謎解きをしていきます。イギリスで有名なもう1人のミステリー作家、コナン・ドイルとは違った作風です。
イギリスではクリスマスにはクリスティーをと言われていた時期もあったとか。丁度、クリスマス時期にクリスティーが新作を発表していたそうです。イギリスではとても愛されているミステリー作家です。
作品の質と量を見れば、彼女がミステリーの女王といわれることを疑問に思う人はいないでしょう。
あのつく作家として一番に思い浮かぶのは、アガサ・クリスティーです。しょっぱなが外国人ミステリー作家かよ、ということは置いておいて(笑)
出会いは中学2年の学校の図書館に置いてあった新潮文庫の緑色の表紙。そして好きな作家を買い集めるという行為を菜花が初めてした作家さんです。最初は新潮文庫の緑色の本を買い集め、まだ他にないのかと探して、早川ミステリー文庫に80冊以上著作が出ていることを知り、中学から大学まで数年をかけて買い集めたものです。それでも全文庫は手元にありませんが。戯曲集とかは買ってないので。
ちょっと大きな書店でしたら、赤い背表紙の本が棚を1~2段占領している光景を見たことがあるかもしれません。菜花の本棚も1段分はアガサ・クリスティーに占領されています。
読んだことはなくても、『そして誰もいなくなった』という作品名なら聞いたことがあるんではないでしょうか。そして彼女が作り出した有名な探偵では、灰色の脳細胞のエルキュール・ポアロ、揺り椅子に座るミス・マープルがあります。
お勧めの本は上げるときりがないのですが、入門編としては、前述しましたが『そして誰もいなくなった』あたりはどうでしょう。ポアロもミス・マープルも出てきませんが、読み応えはあります。マザー・グースの童謡の詩の通りに、殺人がおき、最後には題名と同じように誰もいなくなってしまいます。クリスティーが人間の心理を巧みに描いていった作品の1つです。
もっと気軽に読むのでしたら、短編集の『火曜クラブ』これはミス・マープルが出てくるものです。ただ、派手なアクションなどはありませんので、そういったものがお好きな方には物足りないかも。他に『オリエント急行殺人事件』『ABC殺人事件』などが有名でしょうか。こちらはポアロが活躍しています。ポアロの登場する本を読む場合は『カーテン』は絶対最後にお読みください。ポアロ最後の作品ですので。
短編でも長編でも、ミステリーとしてはすばらしい作品ばかりです。作風もビクトリア朝時代の名残を残したイギリスから、古代文明を舞台にしたミステリーを書いたりと多岐に渡ります。イギリスで親しまれているマザー・グースを取り入れた作品も多く発表されています。ちなみに、イギリスではマザー・グースとは言わず、ナーサリー・ライムというのが主流だそうです。
菜花の好きな作品は『パディントン発4時50分』『スリーピング・マーダー』『忘れられぬ死』最初の2作はミス・マープルものです。
どの作品も秀逸ではありますが、人によっては無駄に長いと感じるかもしれません。クリスティーはミステリーの謎解きに主眼を置くのではなく、人間を書く人です。作中には人と会話する場面がたくさん出てきます。登場人物がどんな人間か、癖、ささいな行動、そんなところから謎解きをしていきます。イギリスで有名なもう1人のミステリー作家、コナン・ドイルとは違った作風です。
イギリスではクリスマスにはクリスティーをと言われていた時期もあったとか。丁度、クリスマス時期にクリスティーが新作を発表していたそうです。イギリスではとても愛されているミステリー作家です。
作品の質と量を見れば、彼女がミステリーの女王といわれることを疑問に思う人はいないでしょう。
2008/04/12 (土)
雨降れ歌について
Blogを2つ更新しようと思うと、けっこう書く内容に困りますねぇ(苦笑)こちらはあまり人が来ないのをいいことに、思いっきりマイナス面を書いたりしますが。今は暗黒面を駄々漏れにしなきゃならないほど落ち込んでないので。あ、週末に腹が立って怒ったことならあったけど(笑)
新しい支店の清掃業者のおばさんがきちんとゴミを回収してくれない!!という。最近何かと話題の中国人だそうですが、国や人種ではなく仕事をしない人は菜花は大嫌いです。しなくて良いことを強制してるんじゃなく、それをしてお金を貰っているくせに不満ばっかり表明するのは、最悪に嫌いです。内心でふっざけんな、クソババァ!と叫んでおりました(笑)
ま、それは置いておいて。
ちょっと前々からやってみたいと思っていたことをやりましょうか。以前、友人にミクシに誘われたときやろうかな、と思って結局やらなかったこと。今まで菜花が読んだ作家さんのご紹介とか、感想とかの徒然話し。
五十音順に。あいうえおでは芸がありませんから、いろは~にしようかなと思ったのですが、どうしてもア行から始めたいという個人的なわがままがあるので、別の手習い歌を使います。
あめふれは ゐせきをこゆる (雨降れば 井堰を越ゆる)
みつわけて やすくもろひと (水分けて 安く諸)
おりたちうゑし むらなへ (下り立ち植ゑし 群苗)
そのいねよ まほにさかえぬ (その稲よ 真穂に栄えぬ)
本居宣長作 『雨降れ歌』
新しい支店の清掃業者のおばさんがきちんとゴミを回収してくれない!!という。最近何かと話題の中国人だそうですが、国や人種ではなく仕事をしない人は菜花は大嫌いです。しなくて良いことを強制してるんじゃなく、それをしてお金を貰っているくせに不満ばっかり表明するのは、最悪に嫌いです。内心でふっざけんな、クソババァ!と叫んでおりました(笑)
ま、それは置いておいて。
ちょっと前々からやってみたいと思っていたことをやりましょうか。以前、友人にミクシに誘われたときやろうかな、と思って結局やらなかったこと。今まで菜花が読んだ作家さんのご紹介とか、感想とかの徒然話し。
五十音順に。あいうえおでは芸がありませんから、いろは~にしようかなと思ったのですが、どうしてもア行から始めたいという個人的なわがままがあるので、別の手習い歌を使います。
あめふれは ゐせきをこゆる (雨降れば 井堰を越ゆる)
みつわけて やすくもろひと (水分けて 安く諸)
おりたちうゑし むらなへ (下り立ち植ゑし 群苗)
そのいねよ まほにさかえぬ (その稲よ 真穂に栄えぬ)
本居宣長作 『雨降れ歌』
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